マシンピラティスは、エクササイズをするためのもの?

最近はテレビやSNSでも「マシンピラティス」を目にする機会が増えました。
リフォーマーやチェアなどの専用器具を使いながら運動を行うことで、身体を整えたり、姿勢を改善したり、しなやかな身体づくりを目指したりするものとして人気が高まっています。
初めてスタジオに来られる方の中には、
「マシンを使うと効果が高いんですよね?」
「マットよりマシンの方が難しいですか?」
と質問される方もいらっしゃいます。

もちろん、マシンにはたくさんの魅力があります。
しかし、私が長年ピラティスを指導してきて感じるのは、
マシンの価値は、たくさんのエクササイズができることではない
ということです。
マシンは身体を教えてくれる道具
ピラティスのマシンには、スプリングと呼ばれる抵抗がついています。
このスプリングは、単純に負荷をかけるためだけのものではありません。
身体の動きをサポートしたり、逆に必要な筋肉に気づかせてくれたりします。
例えば、
立っていると腰に力が入ってしまう人でも、スパインコレクターなどのマシンを使うことでその動きをリードする山のような部分があり、無理なく背骨を動かせることがあります。
肩に力が入りやすい人でも、マシンのサポートによって本来使いたい筋肉を感じやすくなることがあります。
また、普段は意識しづらい呼吸や胸郭の動きを感じやすくなることもあります。
つまりマシンは、
「身体を鍛える道具」
というより、
「身体を学ぶための道具」
なのだと思います。

同じ腰痛でも原因は違う
ピラティスのレッスンを受けられる方の多くが、
腰痛
肩こり
姿勢の崩れ
運動不足
などのお悩みを抱えています。
しかし、同じ「腰痛」でも原因は人によって異なります。
股関節がうまく動いていない方もいれば、
胸郭の硬さによって腰に負担がかかっている方もいます。
呼吸が浅く、体幹がうまく使えていない方もいます。
また、日常生活の癖や仕事環境による影響もあります。
だからこそ、
「腰痛にはこのエクササイズ」
という単純な考え方ではなく、
まず身体を見て、その人に必要な動きを見つけることが大切になります。
そのためにマシンが大きな役割を果たしてくれるのです。

年齢を重ねるほど大切になること
年齢を重ねると、
筋力の低下
柔軟性の低下
バランス能力の低下
が少しずつ起こります。
その結果、
疲れやすくなったり、
姿勢が崩れたり、
身体のどこかに痛みを感じたりすることがあります。
そんな時に必要なのは、
若い頃のように無理をして身体を鍛えることではありません。
まずは自分の身体が今どのような状態なのかを知ることです。
どこが動きにくいのか。
どこを頑張り過ぎているのか。
どこをもっと使えるようになりたいのか。
それを知った上で身体を動かしていくことが、長く健康を維持するためにはとても大切です。
ピラティスの目的は「できることを増やす」こと
ピラティスを続けていると、
「姿勢が良くなった」
「腰痛が楽になった」
「疲れにくくなった」
という変化を感じる方が多くいらっしゃいます。
でも私は、その先にある変化がもっと大切だと思っています。
それは、
自分の身体を自分でコントロールできるようになること。
歩く。
階段を上る。
荷物を持つ。
旅行に行く。
趣味を楽しむ。
年齢を重ねても好きなことを続ける。
そのための身体を育てていくことこそが、ピラティスの本来の目的ではないでしょうか。
マシンピラティスもまた、そのための手段のひとつです。
エクササイズをたくさん行うことが目的ではなく、
身体を知り、
身体の可能性を広げ、
より快適に毎日を過ごせるようになること。
Studio Pilates removeでは、そんな視点を大切にしながらレッスンを行っています。
マシンが初めての方も、運動が苦手な方も大丈夫です。
身体は何歳からでも変わります。
まずはご自身の身体と向き合う時間を作ってみませんか?
きっと今まで気づかなかった発見があるはずです。
************************
【器具から学ぶ、身体を見る力〜 WSシリーズ】
クラシカルピラティス マシン研究シリーズ
エクササイズを学ぶだけでなく、「なぜそれを選ぶのか」を考える力を育てる少人数制講座です。第1回はスパインコレクター&ミニバレル。呼吸・胸郭・脊柱への理解を深めながら、現場で活かせる視点をお伝えします。
申し込みは、こちら
https://forms.gle/s4uU8Qau2rnA3aoj7
まずは体験!













