足から始まる体の変化
Hideko.K
お気づきの方もおられるかもしれませんが、当スタジオでは、まず足の裏をほぐしたり、足をほぐしてからレッスンを始めています。
足は、私たちの体を支える土台であり、筋膜の最終地点。そこから体全体のラインへと繋がる、大切な出発点です。この足部をどのように扱うかが、体全体の健康やパフォーマンスに大きな影響を与えるのです。
筋肉は螺旋状についていることが多く、そのねじれや固さが体に負担をかけ、衝撃が一点に集中してしまうことがあります。その結果、怪我のリスクが高まることもあります。実は、私自身も以前は足部の重要性にあまり気づいていませんでした。でも、経験を重ねるうちに、足から体を整えるアプローチがいかに安全で確実に効果を生み出すかを実感するようになりました。
そういえば、海外でピラティスを学ぶ際も、足部から始まるレッスンが多かったことを思い出します。（その当時はあまり気にしていなかったのですが…）ピラティスの多くのコースが足部からスタートするのは、その重要性が理由のひとつなのでしょう。以前は、足が多大に体に影響しているとは分かっていても、そんなに重要視できなくて、やはり、どうしても問題になる、コアとか、脊柱にすごく気持ちがいくことが多かったです。が、その問題を解決すぐできるのであれば、お客様もすぐに理解できるのですが、体の全体の使い方のようなところに問題やウィークポイントがあるのですから、なかなか思いどりにならないというのは、ここから来ているのだなと今となっては、理解できます。
コアを入れてください！というキューイングは、鍛錬を積んだピラティスティーチャーであれば、可能なのかもしれませんが、実際には、それがよくわからない・・・という方がほとんどであるのではないでしょうか。（インストラクターでも実際には、多いのかもしれません）
足の状態を観察することで、その人の姿勢や体の弱点を予測することができます。そして、足を柔軟に保つことで「立つ」「歩く」という日常動作がスムーズになり、そこから体全体がポジティブな変化を遂げていきます。
足は、体と心の新たな可能性を開く扉のような存在です。足部を通して体を探ることで、体だけでなく、心の中にある可能性までも広げることができるかもしれません。
ぜひ一緒にその扉を開けて、新しい自分と出会ってみませんか？
