肩こりとの付き合い方が変わる

肩こりとの付き合い方が変わる
「肩こりはもう仕方ないものだと思っていました。」
体験に来られた方から、よく聞く言葉です。
デスクワークが続く。
スマートフォンを見る時間が長い。
家事や育児、仕事に追われる。
気がつけば肩が重く、首が張り、頭痛まで出ることもある。
マッサージに行くと楽になる。
湿布を貼ると少し良くなる。
でも数日すると、また元に戻ってしまう。
そんな経験を繰り返している方は少なくありません。

肩こりは肩だけの問題ではない
肩こりというと、肩の筋肉が硬くなっている状態をイメージする方が多いと思います。
もちろんそれも一つの要因です。
しかし実際には、
- 背骨の動きが少ない
- 肋骨が硬くなっている
- 呼吸が浅い
- 骨盤の位置が安定していない
- 頭が前に出ている
など、身体全体のバランスが関係していることが少なくありません。
肩は本来、単独で働く場所ではありません。
背骨や肋骨、骨盤と協力しながら動いています。
そのため、どこかに負担がかかると、そのしわ寄せが肩に集まってしまうのです。
肩を揉んでも戻ってしまう理由
肩こりがつらいと、どうしても硬くなった場所を緩めたくなります。
それは決して悪いことではありません。
実際に筋肉を緩めることで楽になることもあります。
しかし、
「なぜそこが頑張らなければならなくなったのか」
という原因が変わらなければ、身体は再び同じ使い方を繰り返します。
結果として肩こりも繰り返されてしまいます。
例えば、
本来は背中や体幹が支えるべき仕事を肩が代わりに行っている場合、
肩を緩めてもまた肩が働き続けることになります。
ピラティスで変わるのは身体の使い方
ピラティスでは肩だけを見ることはほとんどありません。
まず呼吸を整えます。
そして背骨が自然に動ける状態を作り、骨盤や体幹とのつながりを取り戻していきます。
すると、
今まで肩だけで頑張っていた動作を、
身体全体で分担できるようになります。
これは筋力トレーニングというより、
身体の使い方を学び直している状態に近いかもしれません。
肩こりがなくなることだけが目的ではありません。
肩こりを生み出しにくい身体の使い方を身につけていくことが大切なのです。
「肩こりがなくなった」より嬉しい変化
長くピラティスを続けている方からは、
「肩が凝らなくなりました」
という言葉よりも、
- 長時間運転しても疲れにくい
- パソコン作業が楽になった
- 旅行でたくさん歩いても平気だった
- 呼吸がしやすくなった
- 姿勢を意識しなくても自然に保てる
という変化を聞くことがよくあります。
肩こりだけでなく、
日常生活そのものが楽になっているのです。
肩こりとの付き合い方が変わる
肩こりを完全になくそうと考えると、少し苦しくなります。
仕事が忙しい日もありますし、
疲れることもあります。
大切なのは、
「肩が凝らない身体を作ること」
ではなく、
「肩に負担が集中しにくい身体を育てること」
だと私は思います。
身体の使い方が変わると、肩こりとの付き合い方も変わります。
以前のように毎日悩まされるものではなく、
身体からの小さなサインとして受け取れるようになるのです。
もし肩こりをその場しのぎで何とかすることに疲れてしまったら、
一度、肩だけではなく身体全体に目を向けてみてください。
そこに、今までとは違う解決のヒントがあるかもしれません。
参考文献
- Joseph Pilates, Return to Life Through Contrology
- Rael Isacowitz, Pilates
- Jillian Hessel, Pilates Basics(日本語版監修:菊田英淑)
ピラティスは単に筋肉を鍛えるものではなく、身体全体の協調性や効率的な動きを学ぶためのメソッドです。肩こりもまた、肩だけの問題ではなく、全身の動きの結果として捉えることで、新しい見方ができるようになります。
まずは体験!












