1を聞いて10を知る

中国の故事にこの

「1を聞いて1を知る」という言葉があります。

 

この言葉、セミナーでも聞いたことがあり、なんか、考えたくなる言葉だなと感じていました。

 

具体と抽象の本を読み、改めて、この言葉にピンときたのです。

1は、具体

10は、抽象をさす

 

1を聞くだけのその事柄の全体像はパッと見える人・・・聡明で、知識高い、天才をさすのでしょう。。

 

が、ある意味、こういう風にも捉えることができます。

 

1を聞いただけで、固定観念とその人のフィルターで決めつけてしまう・・

ということも考えられます。

 

人は、自分の知っている世界しか、想像することはできません。

全く知らないことは、知らないということもわからないもの。

 

だから、知らないことにも見聞を広げる必要性があります。

バイヤスで物事を判断していないか・・・

それをいつも気をつけなくては、なりません。

で、そう思うと

10を知って、1を知る方が本質に迫っているのかもしれません

 

1を1として捉えることも難しいこともあるからです。

 

だから、1をしっかり何度も確認しながらしり、それを10集めた方がいいのかも。

 

 

私は、ピラティスに対しては、そう思い行動しています。

1をしっかり1と捉える努力をする・・・

 

そして、そこから、本質を見つける。

本質を見つけるということは、いあらないものを省き、本当に大事だと思っていることだけにすること。

知っていても、全部言わず、大事だと思うことだけをいう・・・

 

これは、案外勇気のいること。

 

 

たくさんある知識の中から、大事なことだけを抽出して伝える・・・

そのことによって、1が10にも100にもなるような気がします。

 

 

具体と抽象・・・それらを行き来する

 

 

それが人として豊かに生きる方法なのかもしれません。

 

 

ピラティスは、正しく、この考え方ではないでしょうか。

 

 

動くは、案外抽象的であり、それをいかに具体的にしていくのか。

 

 

日本の文化は、特にこの部分に大きな抽象化があると思います。

 

 

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