「姿勢を良くしよう」と頑張っていませんか?それでも姿勢が変わらない本当の理由

「姿勢が悪いんです」
そう言われてから、意識して背筋を伸ばしている。
電車の中でも、仕事中でも、「姿勢を良くしよう」と何度も思い出している。
それなのに、気がつくとまた猫背になっている。
「私って意志が弱いのかな…」
「筋力が足りないのかな…」
そう思っている方は、とても多くいらっしゃいます。
でも実は、それはあなたの努力不足ではありません。

姿勢は、意識だけでは変えられないからです。
姿勢は「形」ではなく「結果」
私たちは姿勢というと、
・背筋を伸ばす
・胸を張る
・肩を後ろへ引く
という「形」を思い浮かべます。
でも、本来の姿勢とはその形を作ることではありません。
身体の内側で必要な筋肉が必要なタイミングで働いた結果として現れるものなのです。
例えば、家を建てるとき。
外壁だけをきれいにしても、土台が弱ければ家は傾いてしまいます。
身体も同じです。
姿勢を変えようとして外側ばかりを意識しても、内側の支えがなければ、また元に戻ってしまいます。

身体には「天然のコルセット」があります
その内側の支えの一つが、**腹横筋(ふくおうきん)**という筋肉です。
腹横筋は、お腹の一番深いところにあり、お腹全体をコルセットのように包んでいます。
この筋肉が働くと、お腹の中に適度な圧力(腹圧)が生まれます。
すると、その圧力が背骨を内側から支え、腰や姿勢を安定させてくれます。
だから本来、私たちは頑張って背筋を伸ばさなくても、自然と楽な姿勢で立ったり座ったりできるように身体はできているのです。
「腹筋を鍛えればいい」のではありません
ここで多くの方が誤解されます。
「じゃあ腹筋運動をすればいいんですね。」
実は、それだけでは十分ではありません。
腹横筋は、シックスパックを作る腹直筋とは役割が違います。
大切なのは「強くすること」よりも、
自然に働けるようになること。
そして、そのスイッチになるのが呼吸です。
ピラティスが最初に呼吸を大切にする理由
ピラティスでは、最初から激しい腹筋運動は行いません。
まず大切にするのは、
「息をしっかり吐くこと」
です。
息を最後まで吐くと、
横隔膜、腹横筋、骨盤底筋、多裂筋など、身体を支える深い筋肉が協調して働き始めます。
つまり、呼吸は身体の内側にある支えを目覚めさせるスイッチなのです。
「呼吸なんて当たり前。」
そう思われるかもしれません。
しかし実際には、多くの方が十分に吐けていません。
肩で浅く呼吸をしていたり、胸だけで呼吸をしていたりすると、身体を支える深層筋は十分に働けません。
だから姿勢だけでなく、こんなお悩みにもつながります
当スタジオに来られるお客様の多くは、
「姿勢を良くしたい」
という目的だけではありません。
- 腰が疲れやすい
- 首や肩がこる
- 長時間座るのがつらい
- お腹だけぽっこりしてきた
- 呼吸が浅い気がする
- 疲れやすくなった
こうしたお悩みを抱えています。
もちろん原因は一つではありません。
筋力、柔軟性、生活習慣、ストレス、呼吸の癖…。
さまざまな要因が重なっています。
だからこそ、私たちは「姿勢だけ」を見ません。
なぜその姿勢になっているのか。
そこを一緒に探していきます。
ピラティスは「正しい姿勢」を教える場所ではありません
私たちは、
「胸を張ってください。」
「お腹を締めてください。」
それだけを繰り返すレッスンはしていません。
呼吸を見て、
背骨の動きを見て、
骨盤や胸郭の動きを見て、
その方が無理なく身体を支えられる方法を、一緒に探していきます。
すると、多くの方がこうおっしゃいます。
「姿勢を意識していないのに、前より楽に立てるようになりました。」
この「楽に」という言葉が、とても大切です。
良い姿勢とは、頑張って維持する姿勢ではありません。
身体が自然に選べる、一番無理のない姿勢だからです。
あなたの身体には、本来の力があります
姿勢が崩れるのは、年齢のせいでも、意志が弱いからでもありません。
身体が本来持っている支える力を、まだ十分に使えていないだけかもしれません。
その力を引き出す第一歩は、「もっと頑張ること」ではなく、「身体の仕組みを知ること」です。
ピラティスは、身体を鍛えるだけではありません。
身体が本来持っている機能を取り戻し、「頑張らなくても動ける身体」を育てていくトレーニングです。
もし、「姿勢を良くしよう」と何年も頑張っているのに変わらないと感じているなら、一度違う角度から身体を見直してみませんか。
姿勢を変えるのは、意志ではありません。
あなたの身体には、まだ眠っている「自然に支える力」があります。
その力を、一緒に引き出していきましょう。
まずは体験!













