女性として生きてきた私へ。今、静かに思うこと。

女性として生きてきた私へ。今、静かに思うこと。
人生は、想像していた通りにはいかない。
でも、想像以上のことも起きる。
それが、私たち女性の人生かもしれません。
20代で結婚し、
30代は子育てに追われながら、家族のために一生懸命だった。
自分のことはいつも後回し。
それが「当たり前」だと思っていた時代。
40代になって、ようやく少し自分に目を向けられるようになり、
でも同時に、仕事と家庭のバランスに悩みながら、
キャリアという言葉に焦りながら、もがいていた日々もありました。
そして50代半ばより
ようやく、自分のために時間を使うことができるようになった。
自分の仕事を、自分の力で築いてきたという誇りも、少し持てるようになりました。
けれど、ふと振り返ると、
子どもはもう手を離れ、
夫や親も年を重ねて、
また違う“役割”が、そっと肩にのってくる。
女として、母として、妻として、娘として…
私たちはいくつもの役割を引き受けながら、
いつも誰かのために頑張ってきました。
でも、今、思うのです。
誰かに認められなくてもいい。
私が選んできた道は、私にとって大切だった。
私が信じてきたことは、私の心を支えてくれた。
だから、もう、自分を責めなくていい。
「よくやってきたね」と、
「本当にがんばってきたよ」と、
自分に声をかけてあげたい。
これから先、どんな未来が待っているかはわからない。
でも、私はまた、新しい自分に出会えると信じています。
年齢を重ねたからこそ持てる、深さとしなやかさ。
経験が教えてくれた、確かな“自分らしさ”。
女性としての人生は、
決して一直線ではないけれど、
振り返れば、すべてが意味のある道でした。
そして、これからも。
まだ見ぬ未来に向かって、
自分らしく歩いていけたら。
きっと、大丈夫。
きっと、また素敵なことが待っている。