体を鍛えると自然に気持ちも上向きに

体を鍛えると自然に気持ちも上向きに
〜心と体がつながるということ〜
「最近、気分が乗らない」「なんとなくモヤモヤして元気が出ない」
そんなとき、私たちは心の問題として対処しようとしがちです。ですが、心の状態は“体の状態”と深くつながっているという事実を、どれだけの人が意識しているでしょうか?
心を整えるためには、まず体を整える——それは、決して感覚的な話ではなく、科学的な根拠のある話です。

◆ 脳と身体はつながっている——運動がもたらすホルモンの力
運動すると「気分がスッキリする」「なんだか前向きになる」と感じたことがある方は多いはず。それは偶然ではありません。運動によって脳内では、以下のようなホルモンが分泌されます。
- エンドルフィン:幸福感をもたらす脳内麻薬とも呼ばれ、ストレスや痛みを和らげる
- セロトニン:心の安定に関与し、不足するとイライラや不眠を引き起こす
- ドーパミン:やる気や集中力を高める報酬系ホルモン
つまり、体を動かすことによって、感情の調整が自然と行われる仕組みが私たちの体には備わっているのです。気持ちを無理に切り替えようとするより、まずは体を整えるほうが実は近道なのです。
◆ 姿勢と感情の密接な関係
さらに注目したいのは、「姿勢と感情」の関係です。
前かがみで猫背の姿勢をしているとき、人は呼吸が浅くなり、胸が閉じ、自然と気分も沈みがちになります。一方、背骨が伸び、胸が開いた状態では、呼吸が深まり、脳に酸素がしっかり行き渡り、気持ちも上向きになります。
ピラティスは、姿勢を整えることを核としたエクササイズです。正しいアライメント(骨格の配列)を意識し、コア(体幹)を安定させて動くことで、見た目の美しさだけでなく、感情や精神の安定にまで影響を与えるのです。
また、自分の体に丁寧に向き合う時間は、「今、ここ」に集中するマインドフルな時間でもあります。こうした“静かに整える”体験こそが、現代人にとっての心のリセットの手段となっています。

◆ 継続できる運動が、心の土台を育てる
運動というと「きつい」「つらい」「面倒」と思われがちですが、ピラティスはそのイメージを大きく覆してくれます。
ピラティスは、身体の深層筋(インナーマッスル)を無理なく鍛え、呼吸を意識しながら丁寧に動くエクササイズです。ハードな動きではなくても、体の内側から整える力があり、継続することで、自分自身の変化に気づくようになります。
特に、女性のライフステージに伴う心身の変化(更年期、体型の変化、不定愁訴など)に対しても、ピラティスは無理なく寄り添い、自己肯定感を取り戻すきっかけになる運動です。

◆ “心を整える”のではなく、“体から心を整えていく”
日常に疲れていたり、自分を見失いそうになっているときこそ、体に意識を向ける時間を持ってみてください。
体の動きが軽くなると、心も軽くなります。
姿勢が変わると、目線も変わり、見える景色が変わってきます。
呼吸が深くなると、思考も落ち着き、余白が生まれます。
私たちは、自分の体を通して、自分の心を再構築することができるのです。
◆ スタジオで心と体をリセットする時間を
スタジオピラティスリムーブでは、一人ひとりの体に丁寧に向き合いながら、体を整え、心も整えていくレッスンを提供しています。
「最近、自分を後回しにしているな」
「頑張っているけど、ちょっと疲れてしまった」
そんな方にこそ、ピラティスを通して、“自分を取り戻す”時間を体験してほしいと願っています。
体験レッスンやご相談は、いつでも受け付けています。ぜひ一度、ご自身の体の声に耳を傾ける時間を、私たちと一緒に過ごしてみませんか?