体全体を使う
ピラティスでよく出てくる言葉で「ホールボディ」という言葉があります。
これは、創始者のジョセフ・ピラティス氏の著書にもよく出てくる言葉です。
ホールボディ・・・文字通り「全身」という意味です。ピラティスは全身を使います。
全身という、言葉だけを見ると「ふ、ふ〜ん」「それが?何か」と私は、最初なっていました。が、足の先から頭の先まで細かなところにも全て気を配りながらエクササイズしてみると、
「難しい〜」ってなりました
エクササイズは、普通筋肉に意識を向けるとなると、部位に意識を向けることが多いです。
が、ピラティスでは、動きの連鎖に目を向け、目に見えない・普段感じえないようなところにまで気を配ると、体の中のつながりのようなものに、気がつきます。
体の中を調整し、間に入ってまとめるような、全体の調和みたいなものを大切にしていきます。
その調和が生まれた時に、インナーユニットの感覚が出てくるものだと思っていて、慣れるまでは、自分でインナーユニットをコントロールして入れるということは、できないと私は、思います。
そこで、調和が取れた感覚が生まれる時・または場所を探せばいいのではないかと考えます。
それが、「各骨が真っ直ぐに並んだ時」いわゆる「姿勢」が自然である時だと思います。
なので、ピラティスの最初の段階では、自分のできる限り寝るべく骨を並べ、ニュートラルの中で動いた時の安定感・・その感覚を大事にしていくことによって、どうすれば、安定性が保たれるのかという自分の中のやり方が生まれてくるのではないでしょうか。
ピラティスは、体全体の俯瞰する観点も必要であるからこそ、ある程度の訓練が必要なんだと感じます。
体全体・・・見てるようで見ていないことはありませんか?
化粧をして、服をきて、全体を見ないと「あれ?」ということってありますよね。
私たちはバランスが大事であり、
特に全体の調和というところが問題になってくるのではないでしょうか。
それを踏まえて思うのは、なんでもそうではないかと思います。
今ある点を繋げたところにある先の視点、点と点をつなげる・・・・
自分の戒めにしていきたいことでもあります。