ピラティスって難しい?
今、私は、スタジオでのパーソナルと、
スポーツクラブでのマットエクササイズを担当しています。
スポーツクラブでは、ピラティスのグループで、おかげさまでたくさんの方に一度に指導する形にあんります。時には、40、50人になることも・・・・
そんな時には、実は、結構大変だったりします。
ピラティスのグループエクササイズ
もともと、日本に入ってきた当初、ピラティスはグループでありました。
なので、今もグループエクササイズを思い浮かべることが多いのではないでしょうか。
マットを敷き、そのうえでする。だから、ヨガに似ているといわれているのでしょう。
しかし、
ピラティス氏が考えていたのは、名前もピラティスでなく、「コントロロジー」
で、コントロールと学問という言葉を組み合わせた造語でこのエクササイズを指導していました。
ニューヨークで始まったこのエクササイズ。
スタジオのあったビルの中にダンススタジオがあったことから、ダンサーに喜ばれ、
今でも、ピラティスを広めている第一人者たちは、ダンサーが多いのもうなずけます。
グループになると、
マットの上でするということになるので、運動の連鎖的に考えてみると、
オープンキネティックチェーンという動きになります。
キネティックチェーンというのは、体の動作を表す工学的な概念の一つ。動作というものは、一つだけでなく、いろんな筋肉が共同して動きという考え方です。
それも順序に従い、近隣する筋肉にエネルギーが伝わり、共鳴していきます。
オープンキネティックチェーンとオープンキネティックチェーン
オープンキネティックチェーンというものは、開放的運動連鎖といって、四肢の末端が固定されていない状態。そのため、力は中央コアから広がっていくイメージが大事になります。
また、クローズドキネティックチェーンは、四肢が固定され、または、負荷により、制限されているもの。力は末端から伝わってくる感じのイメージです。この場合、力を分散でき、安定感もある中で動きことができます。
どちらも特徴はありますが、一般的に一連の動作の中には、両方が含まれている場合も多く、どちらも筋肉を鍛えていくことは可能です。
ここ間違えないでね~
で、なので、マットエクササイズであれば、オープンキネティックチェーンが多くなり、
マシンを使ったり、プロダクトを使うのは、クローズドキネティックチェーンの要素が多くなります。
中央から広がるのか、末端から内側なのか
この感覚が理解できていない・・・というより、コントロールできていないと、せっかくマシンを使っても、また、マットエクササイズをしても、結果につながらないという感覚になります。
例えば、せっかくクローズドキネティックチェーンでエクササイズしようとしているにもかかわらず、四肢の末端がエクササイズ中に離れてしまったりしていては、この理論に離れていきます。
でも、いつもその方法でエクササイズしていれば、オープンキネティックチェーンでの力の入れ方しか知らないので、その方法で何もやってしまうということになってきます。
体の動かし方には、癖をもっていることもあり、それに気づいていることも少ないものです。
だからこそ、理解できず、難しい・・・・ととらえてしまうのです。
ピラティスエクササイズはそれを理解しておかないとできない動きが多い
マットで例えば、ロールアップロールダウンの動きをしているときに
オープンでは、ありますが、クローズドキネティックチェーンのような感覚があれば、
安定した中で動きをスムーズに作り出していくことができます。
なので、末端まで意識を置くことが大事なってくるわけです。
焦点を当てる場所を変えるということですが、案外いつも鞄を右で持っているのに、左で持つというようになんか心地悪く感じることもあり、どうしても自分の中では、しっくりしない感覚があります。
そう思うと、またピラティスの魅力に気づいていただけますか?
動きは自動的なもの
体の動きはもともとオートマティック
それを意識してトレーニングし、変えていく。そうすることで、今問題となっているところを変えていくことができます。
自動的というのは、考えていないということ。楽ではありますね。でも、ここでそれを疑い、考えてみませんか?
不安定なもの、よくわからないもの、感じるのか感じないのかなど曖昧なものには、ちょっと不安を感じるもの。そこで、それを受け止めるのか拒否するのか。そこも自分の中の判断が試されます。
何をもって、どう判断していくのか。です・・・・
もちろん、ピラティスリムーブでは、そのわかりにくい部分、お客様が理解するための説明を納得いただけるまで丁寧にさせていただきます。
すんなりできたならば、来る必要ないもの(笑)
理解して、やってみて、さらに何回もやって、最後は考えなくてもできるようになる・・・
ここまでがゴールです。
だから、
つまり・・・
できたら、できたって感覚がないのもピラティス・・・
あれ、そういえば、できてるやん!♡というような感じ(笑)
だから、面白いのです