股関節に違和感・・・??
股関節に違和感があったり、痛みがある方っておられるとよくお聞きします。
若い時はなかったのに、あれ?最近痛い・・・どうして?
いろんな原因も考えられるので、人によって違うので一概には、言えませんがまとめてみると、
・元々の股関節の形状に問題(課題)があった
・動き方に問題がある(競技性とか怪我をしてかばった、また無理な動きを繰り返したなど)
ピラティスは、万能ではないので「ピラティスすると治るということはなく、また”治る”とは言えません!!」が、その原因に着目し、それが自分のなかで理解できてくれば、だんだん良い方向に向かうはず・・・(あくまで可能性があるという感じでしょうか)
痛みは自分を守るため・・・自分のためにしてくれている防御反応です。なので、自分でそれを理解しないといつまでも、同じことになるはず。
股関節は、体の内側にあって、大切な場所だからこその”感じにくさ”があるように思います。だからこそ、動きに癖が出やすい。癖というのは、自分ではわかりにくいものなので、その癖を理解するかどうかということがその動きを修正していく鍵になるわけです。
股関節に違和感があるときに、どんな風に違和感があり、どの動きに課題があるのか、それを指導者はしっかり観察することが必要で、シンプルな関節の動きに着目していくことが大切だと私は、考えます。
ピラティスの動きばかりに目がいくとどうしてもピラティスエクササイズをしないと・・・という気持ちに指導者は、陥りますが、実際には「プリンシプル」を守って動くことでその体の動きをコントロールする・・・ということが基本だと思うので、そう思うと、その動き自体シンプルであっても問題はない。
基本的な関節においての可動域をしっかり把握し、またその動きをプリンシプルを守りながら動くことで体の調子が整い、その違和感が良い方向へ向かうのだと思います。
このエクササイズをしたらいい!!というものはなく、結局なんの動きをしてもよく、またシンプルでもよく、それよりも体の動かし方の考え方「プリンシプル」に目を向けることが重要だと思っています。
私たちの体は一人一人違い、また理想的な姿勢の人、左右全く同じの人は、いないと思っています。何らかの歪みはあるはず。だから、私たちには、「可動域」という考え方があるのではないでしょうか。ピラティスはその理想的な体に近づけるためのメソッド(方法)
そして、継続することも効果を出す一つの大きな要因だとも思っています。ということは、指導者として、継続してもらえるように楽しく体を動かす感覚を引き出すこと。また、体の動かし方のプリンシプルを理解してもらえるように工夫していくこと。また、その人なりの動かし方をリスペクトすること。
自分は自分でしか動かせず、あくまでも、他人通りには、できないものですからね。