言葉と行動のあいだにあるもの


言葉と行動のあいだにあるもの

SNSや発信の場を見ていると、
「言葉の力」は本当に大きいと感じます。

熱量のある言葉、前向きな言葉、誰かを励ます言葉。
そうした発信に勇気づけられる人もいますし、
自分自身の想いや価値観を伝えるためにも、言葉はとても大切なものです。

特に今の時代は、
何をしているかだけでなく、
何を考え、どんな想いで仕事をしているのかを発信することも、
仕事の一部になっているように思います。

ただ、その一方で、
言葉が強ければ強いほど、
その人の実際の行動や積み重ねも、自然と見られるようになるのではないかと感じます。

「お客様のために」
「人の役に立ちたい」
「社会のために」
「誰かを応援したい」

こうした言葉は、とても美しいものです。
そして、本当にその想いを持って仕事をされている方もたくさんいます。

けれど、どれだけ素敵な言葉であっても、
その言葉が日々の行動や選択とつながっていなければ、
受け取る側には少しずつ違和感として伝わってしまうことがあります。

人は誰でも、自分のために生きています。
仕事をする以上、利益を考えることも必要です。
生活を守ること、自分の立場を守ること、評価を得たいと思うこと。
それらは決して悪いことではありません。

むしろ、仕事として続けていくためには、
自分の利益や継続可能性を考えることは当然必要なことです。

問題は、
「自分のため」があることではなく、
語っている理念と、実際の行動との間に大きな差がある時なのだと思います。

たとえば、
「いつでも力になります」と言いながら、
本当に誰かが困った時には距離を置く。

「お客様を大切にしています」と言いながら、
実際には自分にとって都合の良い時だけ関わる。

「社会のために」と言いながら、
選択の基準がほとんど自分の利益や見え方だけになっている。

もちろん、人間ですから、
いつも理想通りに動けるわけではありません。
誰にでも弱さはありますし、余裕がない時もあります。

ただ、そのギャップがあまりにも大きいと、
言葉の美しさよりも、
その奥にある不一致の方が目立ってしまうことがあります。

そして、その不一致は、
大きな出来事の時だけに見えるものではなく、
日々の小さな選択や態度の中にも表れるように思います。

何を優先しているのか。
誰のために時間を使っているのか。
面倒な時にどう対応するのか。
自分に不利益がある時にも、誠実でいられるのか。
言葉にしたことに対して、責任を持とうとしているのか。

そうした小さな積み重ねが、
その人の在り方を少しずつ形づくっていくのだと思います。

私は、完璧な人である必要はないと思っています。
むしろ、完璧でないことを認めながら、
それでも誠実であろうとする姿勢に、人としての信頼を感じます。

反対に、
言葉はとても立派でも、
実際の行動がそこから大きく離れていると、
どうしてもその言葉が軽く感じられてしまうことがあります。

特に、長く仕事を続けていると、
「何を言っているか」だけではなく、
「何を続けているか」が見えてきます。

一時的な勢いや熱量は、人を惹きつける力があります。
けれど、仕事や信頼は、勢いだけでは積み上がりません。

身体に関わる仕事であれば、なおさらです。

身体は、すぐには変わりません。
人の理解も、すぐには深まりません。
信頼関係も、一度の言葉で完成するものではありません。

日々向き合い、学び続け、失敗しながら修正し、
相手の変化を見守り続ける。
その繰り返しの中でしか、育たないものがあります。

だからこそ私は、
「何を語るか」だけでなく、
「何を積み重ねているか」を大切に見ていたいと思います。

目立つこと。
うまく発信すること。
人の心を動かす言葉を持つこと。

それらも大切な力です。

けれど、その根底に、
実際の学びや経験、行動、責任が伴っているかどうか。
そこにこそ、その人の言葉の重みが生まれるのだと思います。

本当に積み重ねてきたものは、
大きな言葉で説明しなくても、
自然とにじみ出るものがあります。

それは、
仕事への向き合い方だったり、
人との関わり方だったり、
困った時の対応だったり、
長く続けてきた姿勢だったりします。

逆に、どれだけ強い言葉を使っても、
実際の行動が伴っていなければ、
どこかに空白のようなものが残る。

その空白を、人は意外と感じ取るのかもしれません。

私自身も、もちろん完璧ではありません。
言葉と行動がいつも完全に一致しているかと言われれば、
きっと反省することもあります。

だからこそ、
人のことを責めるためではなく、
自分自身への問いとして、
この感覚を大切にしたいと思っています。

私は何を大切にしているのか。
それは日々の行動に表れているのか。
お客様に対して、仕事に対して、人との関わりに対して、
言葉だけでなく、実際にどう向き合っているのか。

発信することが大切な時代だからこそ、
その奥にある日々の積み重ねを、
もっと大切にしていきたい。

大きな言葉よりも、
静かな継続を。

見せ方よりも、
実際の在り方を。

そうした姿勢を、
これからも自分の仕事の中で大切にしていきたいと思います。

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