運動の種類と方法 キネティックチェーン
運動って、色々あるのは、なんとなくわかりますよね。
その種類と方法があります。
種類というのは、
その特徴に合わせて区別してまとめたもの
方法とは、あることを成し遂げるための手段、方策、行動ということになります。
ピラティスは、ある意味、こっちなんで
メソッドと言われています。
目的がはっきりあるものなんですね。
そして、運動の中にも、ファンクショナルトレーニングという考え方があります。
これは機能的に身体を動かすためのトレーニングです。
が、
これも、目的によって変わります。というのは、普通の会社員の50代男性の方のトレーニングと陸上競技でアスリートの20代男性のトレーニングは違って当然。それは、目的が違うからです。
その人の目的に応じて、機能的に身体を使うトレーニングのことを言います。
ピラティスも、この考え方に似ていますね。
中でも、「キネティックチェーン」という考え方は
ピラティスの動きの中にも、大切な要素になります。
キネティックチェーンとは、運動連鎖のことを言います。
身体を動かすとき、一つの筋肉だけではなく、たくさんの筋肉が協同して動きます。
その時、一気に同じタイミングでエネルギーを出すのはなく、
流れるように繋がっていきます。
ということは、
筋肉に限らず、
身体のアライメントや神経系の働き、
心肺機能や代謝など全身の機能が協調して働くことで
機能的な動作が生まれるので全身運動を行うことが大切です。
それを養うトレーニングをするというのが、
ファンクショナルトレーニングです。
体の中には、いろんな繋がりを持っており、それらが、繋がって動いていくことで、
効率的に行ってくれています。
なので、連動する・・・ということが運動の中でも大切なんです。
ピラティスは、その繋がりを大事にしていて、エネルギー(目に見えない)もののつながりを体の中に感じていくことが必要です。
またこのキネティックチェーンはクローズドキネティックチェーンとオープンキネティックチェーンがあります。
これらは、末端が開いているかどうかということなんですが、エネルギー自体が見えないものなので、(電気みたいに電極があって、流れていくというものではないし、体の構造的に複雑)ちょっと曖昧になっていることもありますが、
端的には、
両足が床についていたらクローズドで、片足立ちはオープンになります。
クローズドはより安定がある時、
オープンは、より安定性は失われるであろう、不安定な状態
ピラティスは、その不安定な時にもクローズドキネティックチェーンの感覚
で動く。
アパレイタスは、そのチェンレンジとなっていて、
マットがその集大成になると思います。
クローズド・・・エネルギーがいつもつながっている感じ。
あくまでも、目に見えるものではないので、それを感覚で行う。
でも、それって、楽しいと思うんです。
小さい頃にあそんなだような。
ピラティスは、現代の科学で立証されているトレーニング理論を
昔から、なんとなく感覚で感じていたんですね。
ピラティス氏に感謝です。
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