クラシカルピラティス〜エクササイズは同じ

クラシカルピラティス 〜 エクササイズは同じ 〜
クラシカルピラティスには、エクササイズのシーケンス(流れ)や順番が厳密に決められています。それだけでなく、エクササイズ間のトランジション(移行動作)にもルールがあり、それがクラシカルの特徴の一つです。そのため、ニューヨークでも日本でも香港でも、基本的には同じエクササイズを行っています。
しかし、クラシカルピラティスの動きは、筋力が不足していたり、ピラティスの基本的な動作や原則が理解できていないと、うまくいかないことが多く、時には危険を伴うこともあります。こうした背景から、エクササイズを分解したり、基礎を踏まえた上で新たに創作されたのが「コンテンポラリーピラティス」です。

では、クラシカルピラティスは強度が高いため、一般の人には向かないのか? そう思われがちですが、そのためにピラティス器具が存在します。ピラティスの器具は、それぞれ同じ動きをサポートできるように設計されており、器具ごとに異なるメリットを活かしながら、苦手な部分を補うことができます。つまり、適切に器具を活用しながら不足を補い、身体を動かしていくことで、基本を理解しつつ、体を鍛えていくのがクラシカルピラティスのアプローチです。

クラシカルピラティスでは、「アライメント(姿勢)」や「コントロール」「ホールボディ」「リズム」が特に重要視されます。精密に身体をコントロールすることで、体の強さや成長につながっていきます。これは単なる筋力強化ではなく、ピラティスの本質である「健康」と「幸福」に向かうためのプロセスでもあります。ジョセフ・ピラティス自身も、人間の幸福や健康を追求し、それを目的としてピラティスを考案しました。そのため、ピラティスを続けることで、心身ともに強く、前向きな気持ちになれると私は感じています。

クラシカルピラティスは「きつい」というよりも「厳しい」と感じることがあります。それはジョセフ・ピラティスの厳格な姿勢が反映されているからかもしれません。しかし、その厳しさの中にこそ、本来のピラティスの魅力があるのではないでしょうか。
当スタジオでは、クラシカルピラティスだけでなく、コンテンポラリーピラティスにも精通しています。それぞれの特性を理解し、お客様の目的や体の状態に合わせた最適な指導を行っています。クラシカルの伝統を大切にしながら、現代のニーズに応じたアプローチも取り入れ、一人ひとりが無理なくピラティスを楽しめる環境を提供しています。
皆様が望む身体を目指すために、
クラシカルかコンテンポラリーかという枠にこだわることなく、
両方の中からその方に合ったアプローチを選んでいます。
それぞれの良さを活かしながら、ピラティスの本質を理解し、深
めていただけるように指導しています。
大切なのは「どちらを選ぶか」ではなく、「どのように身体と向き合い、成長していくか」です。当スタジオでは、その過程を大切にしながら、お一人おひとりのペースに合わせたピラティスを提供しています。