ピラティスに向いていない人って?
ピラティスはその人に合わせてプログラムを組み、(特にパーソナル、マンツーマンのピラティスレッスン)ゆっくりと心拍数を上げずに動いていきます。
多様性があるエクササイズなので、だからこそ、その人その人に合わせる事ができます。
ただ、そんな中でも、以下のような人には、ちょっと向いていないのかもしれません。
まず、
「結果をすぐ出したい!!」人
ピラティスは、すぐ感じる人も中にはいますが、大抵の場合、基礎部分を理解していったり、
ご自身の癖を知ったりする時間が必要です。なので、「継続」というところが鍵になります。
継続して行うことで、体の動き方を知り、それを改善したり修正して動いていく感覚を養い、それに対する筋肉を鍛えていくエクササイズです。
なので、「一回するとすぐに効果を感じる!」ということはないように思います。
即効性を求める方には、ピラティスは向かないように思います。
また、筋肉の使い方も、じっくり使っていくので、ジムで行うトレーニングのような
乳酸が溜まった感覚や疲労が溜まった使った感じは感じられないのが普通です。
筋肉そのものを大きくしていくことが目的のトレーニングとは違い、
細く長く筋肉を使っていくので、疲労物質はあまりたまりません。
そもそもの感覚が違うので、最初はやった感じが少なく感じるかもしれません。
が、姿勢良く各関節の位置関係を自然のままで整いながら動くと、それ以上の使った感じが出てきます。その感覚は、最初全く違う反対の感覚に思えます。(実は、筋肉の収縮の仕方が違うからです。)が、筋肉を使って収縮させていくことは変わらないので、しっかり筋肉を使っている感じが違うイメージで出てきます。
疲れた・・・・・というより、使った・・・という感覚に近いのかもしれません。
ピラティスは、普段している運動とちょっと違う運動です。
骨の並びを気にしながら、綿密に自分の体を丁寧に動かしていきます。
その感覚は、ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいる感じです。
それぞれの筋肉は、相反する抵抗をお互いに感じてバランスをとりながら動いているからこそ、
真っ直ぐに立つ事ができている感覚を理解する事ができます。
なんでもいいから動かせばいい・・・ならアクセルしかない。が、ブレーキだけなら、止まるしかない。その間、両方ともバランスよく使う感覚。
からだのバランスを感じ、そして自分の体の理解を深めながら取り組んでみてください。
もしかして、それにあまり興味がないなら、ピラティスには向かいないのかもしれません。
・・・と私が、最初そうでした(笑)