朝の番組でピラティス
昨日、朝のNHKの番組で”ピラティス”が取り上げられていました。
https://youtu.be/0ZJm6ghUUKA?si=s1LqI2LTyjJOQyMa
NHKで取り上げられたことは本当に嬉しく思うし、たくさんの方にピラティスを・・
ということではとても嬉しいのですが、
私としては、なんだかちょっと不満の残る番組でした。(ディスってごめんなさい)
紹介されたエクササイズは、きつそう・・エクササイズだけが一人歩きしているように思いますが、実は、ピラティスは自分の体をコントロールしてうごしていく方法を身につけていくもので、このきつい動きは、上級者向けで、もっとどなたにも自分の体に向き合えるものがあります。それは、きっと番組で紹介するとこんなの効いてないやんと思われるので、これが紹介されたのかなとちょっと違うなと思う私でした。
ピラティスは、呼吸と動きをマッチして動きます。じっとすることもありません。(じっとするのはヨガ)なので、フロームーブメントと言って、ゆっくりとリズムで動いていくこともとても重要になっています。
なので、きついエクササイズをすることがピラティスではないと伝えたいです。またインナーマッスルが大事と言っていましたが、体全体を使うのが、ピラティス。「ホールボディ」という考え方があります。奥側から外側へ向かっていくエネルギーを感じて体をスムーズに動かしていきます。それには、まず、インナーに目を向けることが重要ですが、インナーだけが重要でそれを使うから全てが良くなるというようなことではないと思っていただければいいと思います。
そしてマシンも使っておられましたが、
DAIGOがやっていたのは、ちょっと安全性が・・・・・泣
骨盤がベットに当たっている状態で、自分の体に目を向けてゆっくり行なっていくのが、安全でもあります。ちょっと怖かったです・・・マシンは、皆さんの体を補助してくれます。が、またチャレンジな要素も加わるので、そういう意味では、メリットデメリットをよく知り、マシンに取り組んでいただくのがいいかなと思います。
リフォーマー(番組内で紹介していたマシン。ユニバーサルリフォーマーと言います)は、ベットの下が稼働するので、三半規管が弱い方や更年期で目眩がする方もおられる方には、さらに動くことで気分が悪くなるかもしれませんし、ベットが動くことで不安定になりますが、それをコントロールする感覚が大事になってきます。
もし、そのコントロールがよくわからないとスムーズに動かせず、ただ、動かされている感じ、引っ張られているだけで、無理な負担が体にかかるかもしれません。
怖いです・・・・
一番私が、気をつけているのは、「セイフィティ」
クライアント、もちろん、IRの体も傷つけたり負担をかけ怪我をしたりしては本末転倒です。
体を治すというより、体に無理をさせず、負担なくトレーニングに取り組めるよう、配慮指導していくのが、私たちの役目だと思っています。
クライアントだけでなく、自分の体もそう思っています。自分の体も傷めてしまうこともあるかもしれません。が、大切に扱いたいと思います。だからこそクライアントの体も大切にできると思っっているからです。(自分に余裕を持てるようにしないといろんなことに余裕が持てなくなるからです)
この番組は、広まるためには、良いもので、リフォーマーもこうやってたくさんの方に知ってもらうには、良かったと思います。
が、さらに安全性を大切に、ピラティスやって体が痛くなったとはならないことを祈ります。
本気で変わるピラティスに取り組んでいただくのなら、当スタジオにお越しください。