春の不調
春は、環境が変わり、生活が変わる人も多く、
また
気温の変化が激しい時でもあります。
そんな時は、自律神経が乱れがち・・・
皆さんは、春でちょうど良い気候なのに、何故か体調が・・・ということはございませんか?
春は変化の季節
東洋医学では、
3月は、冬のあいだ優勢だった「陰」が少しずつ減り、
「陽」が一気にあふれてくる季節のはじまり。
そこかしこに花々が咲き乱れ、木々も一斉に芽吹いてくる明るい季節ですが、
そんな季節の陰陽バランスの変化に私たちの心と体も引っ張られて影響を受け始めます。
社会生活においてもなにかと慌ただしくなる時節でもあるので、
心にも体にもアンバランスが生じやすい季節としてとらえることができます。
春の「陽」の上昇によって内臓が活性化するわけですから、
見方を変えると、
冬に溜め込んでしまった余分な水分や脂肪分、老廃物などを体外へ排出しやすくなる時期、
すなわちデトックスのチャンスでもあるととらえることができます。
私たちの体は元々、自分に不要なものを排出する力を持っているので、
うまくその力を利用していけば、体に負担をかけずにデトックスすることが可能です。
バランスをとる
この時期に生じやすいイライラや不眠、肩こりやむくみなどのプチ不調は、
実は心と体からのサインです。
体の中で生じる小さなアンバランスがプチ不調という形でメッセージを出しているのです。
ライフスタイルとしての漢方では、そういった小さなサインの段階でアクションを起こし、病気にならないようにしていきます。
心と体からのサインを読み解き、「今の自分に一番よいもの」を意識的に選んで食べることでバランスをとり、快適な春時間を過ごしましょう。