ピラティスの興味深い点
何か、やりたいけど、何か見つからない・・・って方は、
多いかもしれません
そんな時は、まあ、やってみるから入るのいいかもしれません。
今、注目されているピラティスですが、元々は
100年前、ジョセフピラティスさんという、ドイツ人が作ったエクササイズ
エクササイズ自体の動きも、動物の名前や体操や水泳の動きを真似たものも、多く、
ちょっとユニークです。
それは、ピラティスさんが幼少期より体が弱く、いろんな運動をして、強靭な体を作り上げた実感があるからです。
そして、動物のしなやかな動きをいつも見て研究していたそうです。
そこからできたエクササイズ。そんなお話も面白いピラティスです
また、今コロナに
翻弄されている私たちですが、
ピラティス氏が生きていた頃、「スペイン風邪」が流行り、死者をたくさん出したそうです。
そんな時、ピラティス氏が運動を教えてた人たちだけスペイン風邪にかからなかった・・という話が残っています。
ピラティスはいわゆる健康法をであり、
ピラティス氏が教えていた当時、
タオルをマシンに敷いて使いその後にそのタオルで水浴びをするというのが、一つのレッスンの流れだったそうです。
清潔を心がけていたんですね。このような蔓延タイプの病気には、呼吸器系が大切でそこを鍛えるというのもなんとなく、ピラティス氏の中で経験感覚的に考えていたことなんでしょう。
そして、マシンですが、
マシンは、身の回りにあるもので作られました。
ベットであったり、椅子であったり。
ベットのスプリングを使って、負荷にしたのです。
そして、トイレの取っ手を持ってきてつけたり、
また布で、ストラップを作ってみたり、試行錯誤しながら出来上がったものであると言えるでしょう。
当スタジオでもコロナ禍で、ストラップを当スタジオオリジナルで製作したもので、
皆さんには使っていただいておりますが、
これも伝統的なピラティスに近いものだなと感じております。
ピラティス氏は、最初、医療系にこのエクササイズを売り込んでいったのですが、
それも叶わず、苦労されたと聞いています。
が、同じビルの中にあったダンススクールのダンサーがジョー(ピラティス氏)のところに行くと怪我が治るという噂が広まり、
ピラティスが広まっていきます。
今は、まさしく医療系の方々、お医者様やPT(理学療法士)さんがこのピラティスを取り入れてることも多く、今のこの状況を見れば、ピラティスさんがどれだけ喜んだことかと思うと、その姿が目に浮かぶようです。
こういう言い方がいいか、わかりませんが、
確かに作ったピラティスさんが一番偉いには、変わりませんが、
それを広め、その中に自分たちの考えを入れて、また伝えていったそのお弟子さん、そしてそのまたお弟子さん・・・その方々がピラティスに多大な貢献をなさってここまできたのだなと思います。
人は、一人では何ごともなし得ないもので、
たくさんの人と協力で、事が成り立っていくものだなと
つくづく感じております。
その先人の方々へ、感謝をしつつ、
ピラティスを伝えるお仕事をさせていただいています。
そんな歴史のつまったピラティス、そのバックグラウンドも楽しみ
エクササイズいただけたらと思います。