流行のピラティスでは、物足りなくなった方へ
Hideko.K
ここ数年、ピラティスという言葉を本当によく耳にするようになりました。
街中にもスタジオが増え、SNSにはたくさんのピラティス動画が流れています。
それ自体は、とても良いことだと思っています。
身体に意識を向ける人が増え、運動が身近になることは、素晴らしい流れです。
ただ、最近こんな声を耳にすることも増えてきました。
「動いているけれど、あまり身体が変わらない気がする」
「楽しいけれど、これで合っているのか分からない」
「最初は良かったけれど、最近は少し物足りない」
もし、そんな感覚をお持ちでしたら、
それはあなたの感覚が鈍いからではありません。
むしろ、身体への感受性が高まってきている証拠だと、私は思っています。
動きが増えても、身体の使い方は育たないことがある
ピラティスは、回数や派手な動きで効果が出るものではありません。
大切なのは、「どんなふうに体を使っているか」。
・どこで支えているのか
・どこが働き、どこが休めているのか
・呼吸と動きがつながっているか
こうした基本が曖昧なまま動き続けると、
「動いているのに、変わらない」
「なんとなく疲れる」
そんな状態になりやすくなります。
これは年齢や運動経験の問題ではなく、
“体の使い方を学ぶ時間が足りていない”だけのことがほとんどです。
11年間、変えなかったこと
スタジオピラティスリムーブは、
11年前のオープン当初から、流行を追うことよりも
身体の使い方の基本を何より大切にしてきました。
大きく変わることはありません。
地味に感じることもあると思います。
それでも、
・姿勢が楽になった
・長年の不調が気にならなくなった
・年齢を重ねることが怖くなくなった
そうした変化を、少しずつ積み重ねてこられた方々が、
今も通い続けてくださっています。
合う・合わないは、あっていい
正直にお伝えすると、
当スタジオは「誰にでも合う場所」ではありません。
短期間で結果を求めたい方
とにかく動きたい方
流行のスタイルを楽しみたい方
そうした目的の方には、他に合う場所があると思います。
でももし、
・自分の身体をきちんと理解したい
・年齢を重ねても安心して動き続けたい
・誤魔化さず、基本から向き合いたい
そう感じ始めていらっしゃるなら、
ここでのピラティスは、きっと意味のある時間になるはずです。
静かに、でも確かに続けたい方へ
ピラティスは、人生を急かすものではありません。
むしろ、立ち止まって自分の身体を感じるための時間だと思っています。
流行のピラティスでは、少し物足りなくなった方へ。
もし、
「ちゃんと自分の身体と向き合ってみたい」
そう思われた時には、思い出していただけたら嬉しいです。
必要な方に、必要なタイミングで届くことを願って。
今日も、静かにスタジオを開けています。
まずは体験！
