体の中の距離感」が変わると、動きも呼吸も変わる

■「体の中の距離感」が変わると、動きも呼吸も変わる

人との関係で「距離感」が大切なように、体の中でも、実は同じように**“ちょうどいい距離”**というものがあります。
これは、部位と部位の「間(ま)」や「空間」のこと。
この“空間”を感じられるようになると、動きも、呼吸も、驚くほど変わっていきます。


■ たとえば、こんな関係性

● 肩と頭のあいだ

肩と頭の距離が近すぎて首が縮まってしまうと、呼吸も浅くなり、肩がこりやすくなります。
けれど、肩がすっと下がり、頭とのあいだに“空間”があると、自然と姿勢も呼吸も整います。

● 肋骨と骨盤のあいだ

このスペースがつぶれてしまうと、背骨が丸くなってお腹も硬くなります。
でも、肋骨が骨盤の上にふんわりと乗っているように感じられると、体幹が安定し、呼吸もしやすくなります。

● 内臓と筋肉(筋膜)の関係

お腹や背中の奥には、筋肉だけでなく内臓があります。
お腹まわりにいつも力が入りすぎていたり、緊張が続くと、内臓の動きも鈍くなってしまうことがあります。
でも、力を少しゆるめて、内側にスペースがあるようにイメージすると、体の芯からゆるみが広がります。

● 関節と関節のあいだ

関節に“ゆとり”があると、動きは軽やかになります。
たとえば、膝がギュッとつまっているような感覚があると、動きは硬くなりますが、
少し空間があるような感覚を持つだけで、滑らかさが出てきます。


■ 「寄せる・締める」だけじゃない、「広げる・話す」ことの大切さ

体を整えるとき、「引き締める」「寄せる」といった意識はよく出てきます。
でもそれだけでなく、「広げる」「話す」「ゆるめる」といった反対の感覚もとても大切です。

・肩甲骨を少し広げる
・肋骨を左右に広げて呼吸を通す
・骨盤の間にスペースを感じる

これらの「広がるイメージ」があることで、体には自然なバランスが生まれます。


■ 空間を感じることで、体も心も整う

体の中にスペースを感じることができると、不思議と心にも余裕が生まれてきます。
これは、人との関係にもつながる話です。

誰かと関係を築くときも、
「近づきすぎない」「離れすぎない」ちょうどいい距離があると、安心して関われますよね。
体の中でも、そうした“関係性”を整えていくことができるのが、ピラティスの魅力です。


まとめ

体の中に“空間”を作ることは、筋肉を伸ばすということだけではありません。
それは、体の中の部位同士の関係を調整することであり、
その結果として、自由に動ける体・深く呼吸できる体・穏やかな心へとつながっていくのです。

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