ピラティスは万能ではない

ピラティスは、全てにおいて良いエクササイズだと言われがちですが、

それは本当ではないと思っています。

それは、自分が身をもって感じています。

今までピラティスを受けていて、3回すごい経験をしました。それをあまりかっこいいことではないのですが、ここで、ご紹介していきたいと思います。

まず、1回目

まだコンプリヘンシブの勉強をしていた頃または、終わった頃だと思います。

レッスンを受けていて、それは確か、キャデラックのプッシュスルーオンザストマックというエクササイズをしていた時、

ちょっと辛いな、無理だな・・・と感じた時に、あれ、、、、右腕が全く動かなくなりました。

肘だったか・・・肩だったか・・・自分でもわからないけど、

あれ?

どうなったの?

とちょっと自分でも焦りました。

私は小さい頃ですが、(大人になって感じたことはなかったけど)肩を脱臼する癖があったとは聞いています。

なので、セッションを受けにいくと「かたわるいでしょ?」と言われることがあります。

自分では、あまり気になってなかったし、どちらかというと肩関節は安定して動けるので、気にしていませんでした。

が、アライメントは良くないとは思います。

それが原因だったのか、急に動かなくなったのが、本当に怖くてびっくりしました。

が、幸いにもそのセッションの先生は、柔道整復師の方ですぐに対処していただき、セッションが終わった後は、すぐに

動くようになりましたが、その後、しばらくは、ちょっと怖くて動かすことができませんでした。

2回目・・・

スタジオを始めるかどうか・・・と言ってた頃なので、10年前くらいでしょうか。

大活躍されていて、絶対その先生のところに行った方がいいよと知り合いからの推薦も受け、

新幹線に乗ってそこの方のセッションを受けに行きました。

自分の知らないアプローチで、自分がそれまで大事だと思っていた筋肉の動きよりもその感性に注目するように

と指導されて、面白いなと思っていました。

が、その頃、腰の具合が悪く、伸展の動作に不安があったので、脊柱を伸展するのは怖いので、したくないとお伝えしたのですが、その先生は、私には、伸展動作が必要と思ったのかレッスンの中に伸展がが入ってきました。それが、私の自分の体に恐々していることもあったのか、その後のショートスパイン、ロングスパインの動きの際に脊柱の動きが悪く、首に乗ってしまったようでした。その頃は、私の胸椎の動きは悪かったので、私の体がそれに答えられなかったのも原因かと思います。また、背が高いせいもあるのかな・・・・どうしても垂直に足が上がると上背部の胸椎の屈曲が甘くなる私にとって、頸椎へ体重が乗ってしまい、結果・・・

帰宅した後より、ひどい頭痛と疲労感があり、仕事を休み、次の日から整骨院と鍼灸師さんのお世話になり、なんとか良くなった状況でした。

ハリは、好きではないですが、知り合いに鍼灸師さんがいて、相談したところ、親身になっていただき、治療にあったっていただきました。

3回目・・・・

ある先生のもとでレッスンを受けたのですが、

どうもスプリングが重いなあ・・・・と感じながら、

その指導を受けていました。が、全体的に、動くことよりもそのアライメントの矯正が主になっていて、

その指導の理解は自分の中であったものの・・・・なかなかその通りにできない自分がいました。

かなりか緊張している感覚も否めず、が、その引き上げやその呼吸には、納得していたので、最大限に頑張っていました。

その中で、動くよりも動かない時間が長くなり、その過緊張が最大に達しているなという感覚もありました。

スプリングも重く、股関節の動きも可動域が狭いことも全て課題だと感じながら、

重い股関節を感じながら、帰宅したのですが、

その夜から股関節の痛みを感じ、そして次の日、腰に違和感を感じてから立つことさえままならなくなりました。

ピラティスは、万能ではなく、その使い方によったら、逆に体に無理なことを強いるものだなとも実際に身をもって感じています。

ピラティス自体は、歪んでいる体にとっては無理な動きであり、が、アライメントを整えた体にとったら、とても良い動きになります。

自分の体を知っているつもりでも、まだまだであり、これは、誰が悪いということではないと思いますが、

その課題を解決するには、自分でしかできないと思っています。

セッションは、合う合わない・・・ということもあると思います。体はそれぞれ違うもので、あり、違いを理解できるものではないし、指導者がそれに取り組んだとしてもどれが正解もないと思います。

ある人に、「その指導に耐えられなかったのは、あなたでしょ」と言われましたが、確かにそうです。

でも、私が悪いとも言えないと思います。

指導者もあくまでも人であり、受ける側も人であり、

それを誰も悪くは言えないと思います。

あくまでも、自分がどうするのか、どう解決するかということで、自分にしか課題はないのです。他人がどうの・・・人のせいだと言っても何も始まりました。だからと言って、私だけのせいでもありません。課題でしかないのです。

解決策としてはいろんな方法があります。どれを選択するかは、私の選択であります。

誰かのせい。・・・私のせい___

で終わるのは勿体無いし、その課題を解決できることが重要なことだと思います。

今は、しっかり体を治し、またピラティスをしていくことが大切なこと。

それだけを考えて、前向きに課題を解決していきたいと思います。

私が懸念していることは、上記の私の経験のようなことがあるかもしれないことです。

ピラティスの動きは、とても良いものである反面、ある人には無理な動きになることもあり得ます。

なので、もちろん、それを見抜いていく視点をインストラクターとして持つことも重要ですが、

それよりも受講する側の皆様も無理をしないということも重要だと思っています。

違和感があれば、また何か?と思うことがあれば、

すぐにインストラクターに伝えてください。納得しながら、無理せず、常にポジティブになるようにしてください。

ポジティブというのは、自分を信じるということです。

あくまでも、自分を信じられないときは、無理をしないことが大事です。

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