海外のピラティスティーチャー

ピラティスは、100年前にジョセフピラティスというドイツ人が作りました。

ジョーはドイツ人でしたが、アメリカに移民しニューヨークでその「ジム」をその当時の奥さんのクララと立ち上げました。

そこが始まりになっています。

なので、必然的にアメリカが発祥の地でもあり、その弟子たちが活躍し、まず、アメリカに広まって行ったそうです。なので、アメリカには、長い間ピラティスをしている先生がたくさんいます。

ジョーから直接習った弟子、そしてそのまた弟子と流れを汲んでいる人が多いのも事実です。

日本には、おそらく30年くらいでしょうか。なので、日本在住で30年以上ピラティスをしているという方は、本当に少ないと思います。一度、ピラティスのブームが来たことがあり、いろんなスポーツクラブでこぞってレッスンを入れたものです。それが20年くらい前

なので、指導して20年くらいの先生が多いのではないでしょうか。(30年以上は稀かと)

そう思うと、アメリカの先生は本当に長い間ピラティスを指導して、それだけの経験を持ってらっしゃる方が多いと言えます。

私のメンターであるジリアン先生は、

48年だそうです。現在今年で70歳だそうです。

そう思うとピラティス指導は、経験値が本当に大事とも言えるのかなと思っていて、それだけたくさんのクライアントを見ることで養った洞察力は、すごいものがあると感じています。

もちろん、経験値が長いければ、洞察力が養われるということは、ちょっと雑な考え方かもしれません。クライアント数や、その方の実際の努力、知識など、またバックグラウンドなどもその中に入ると思います。が、アメリカの先生には、それが備わっている方が多いと思います。

ただ、ジョーの教え子だから・・・・というだけでは、なく、その中でご自身が経験してくたご苦労を感じることができます。

きっと、私たちピラティスインストラクターが通ってきた道をずっと先に通ってらっしゃるんだろうなと思うのです。なので、悩みや苦悩を何も言わずともご存じなんだろうなと思います。

ピラティスの先生に必要なものは、知識はもちろん、そのピラティスを自分でできることも重要だと思いますし、ある意味、その人徳なんかもそうだと思います。が、それを指導してきたその経験値は何よりも重要な一つかと思います。

ピラティスを伝統的に守ることに重視していくのも、また、それを変化させクライアントに合わせた形にしていくもよし、いろんな要因が必要なんだとも思います。

また、もう一つ・・・

ピラティスは、「世界観」が大事だとも私は、考えます。

そのイメージや環境を整えることで、ピラティスのコントロールする感覚が生まれます。

世界観、そのストーリーを感じて、それを楽しんでもらうこともピラティス指導には、重要だと思います。

先生方には、その世界観がそれぞれにあり、それを目の当たりにできるカンファレンスは、本当に良い学びのチャンスだなと思うことが多いです。

私自身、今教えたもらっている先生の世界観を大事に、また私の個性も入れた新しい世界観を産んでいきたいと思います。

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