できた!と思ったら成長はない
練習をしていて気をつけていることがあります。それは、「できた!」と思うことをなるべくしないこと。(これは大変難しいことだと思います。ついつい自己満に走ってしまう傾向にあります)
いつも少しチャレンジを残しておき、自分をなるべく客観的に捉えるようにしています。
昔、友人と話していた時こんなことを言ってて、なるほどと今でも大事にしている言葉があります。運動指導で、「今日のレッスン、完璧!」て自分で思った時があったら、それに成長がない。って・・・・もちろん、レッスンしたあと指導者として充実感が欲しいところですが、
それを思うと次がないって・・・
ほんまや・・・って思います。
よし!!今日のレッスン、うまくいった〜って思ったら、その日は気分もいいし、充実感もあるし、ビールがうまい!!ってなるかもしれませんが、
プロなら、その日ちょっと落ち込むくらいがいい・・・
それで自分が成長できます。
そもそも、できたって何が? 今このエクササイズができても先はありません。
なんのためにこのエクササイズをして、そしてどの部分がうまくいき、うまく行かなかったのか。
そして、それは私はどう感じたのか・・・・次に繋げるには、どうしたらいいのか。
そこまで考えると、できたできない・・・は、すっかり違うことに変わっている気がします。
ついつい、できることに拘りたくなるのも、よくわかります。それは、私が実際、そうだったからです。ピラティスのエクササイズの形がうまくいっても何の恩恵も実はないし、本当は、「それが何か?」なんですよね。
なので、シンプルだからこその、ピラティスの中の面白さがあり、魅力があり、
それが、あなたを変えてくれているのです。
ピラティスエクササイズは、インスタグラムでみると憧れの存在になりつつあります。もちろん、とっても綺麗です。
それは、きっと、形だけでなくそのバックグラウンドに何か隠れているものがあるはずなのです。
目に見えるものだけでなく、その奥にあるものをみるのがピラティス。
私も隠れた部分に目を向けて、練習していきたいと思います。