ピラティスマシン紹介〜ラダーバレル
丸い樽を半分に切ったような形状のものに、はしごがついていて、上に座ると床よりも高い位置でエクササイズができるようになっています。
ワインの樽だったか、ウイスキー(シェリー酒かな?)は忘れましたが、酒樽を半分にし、そこにスポンジを乗せて、皮を貼ったという感じのバレルに、はしご(ラダー)がついています。
面白いですよね。同じ仲間にミニバレル(アークバレル)とスパインコレクターがあります。
バレル部分は、半円になっているので、背骨の動きをリードしてくれ、背骨の自然な動きが難しいと感じる方には、とても良いマシンとなります。
他のマシンと違い、スプリングがついていないので、背骨の動きの意識を大切にしていくマシン(イクイップメント)であり、基本の負荷は、自重となります。
姿勢的に背骨の可動がなかったり、またねじれや歪みがある場合には、センターを取ることや滑らかな動き(アーティキュレーション)を自分で感じにくくなりますが、このラダーを使うとその感覚がわかりやすくなります。
ラダーは、バレルの中でももっとも大きなイクイップメントで、いろんな動きにチャレンジできます。そして、いろんな場所で、いろんな面を使ってエクササイズができます。背骨の動きも入るので、より、体幹の安定性としなやかさ、そして力強さを必要とします。なので、アクロバティックな動きもあり、とても楽しいものです。
脊柱がフラットの方や側湾気味の方には、良いエクササイズができ、より感じられるエクササイズが多いです。特に脊柱の伸展動作では、どうしてもお腹が抜けてしまう方でも、このバレルを使用するとお腹が抜けにくくなります。
指導者としてコースで習うときは、実際には、そんなにたくさんのエクササイズを習いません。そして、ダイナミックな動きもあり、正直使うことが少なくなってしまうマシンです。が、最近感じているのは、とても基本的な動き(脊柱の動き)が多いので、より初心者の方にも必要な動きが多いなと感じています。エクササイズもコースからその後にたくさん学びましたので、ラダーの印象が変わってきています。私自身、自分のトレーニングでも使うことが多くなり、よりこのマシンの魅力を感じています。
皆様にもこのラダーの楽しさを知っていただければと思います。また最近では、Kpopアイドルが写真を載せているのが、このラダーバレルであることもあって、知っている方も多いような気がします。ラダーバレルは、指導者として、その人の体に合わせて調整して、乗っていただけるようにしていくことが必要なので、指導が難しいものではありますが、私たちはしっかりと学び、自分でもトレーニングを積み、皆様に安全に使っていただけるように取り組んでいきたいと思っています。