スタジオピラティスリムーブにマシンが揃っている理由

スタジオピラティスリムーブにマシンが揃っている理由

— 一人ひとりの体に“合う”ピラティスを提供するために —**
今では日本にも多くのピラティススタジオができ、マットクラスやリフォーマー専門のスタジオも増えてきました。
そんな中で、**スタジオピラティスリムーブが「あれほど多くのマシンを置いている理由」**について、今日は少しお話ししたいと思います。
◆マシンは“便利な道具”ではなく、身体を導くための学びの装置です
ピラティスのマシンには、リフォーマー、キャデラック、チェア、バレル……と多くの種類があります。
ですが、それぞれが「ぜんぜん違う役割」を持っています。
そして、私が強く思っていることがあります。
同じ動きでも、マシンが変わると“感じる場所も効果もまったく違う”ということ。
「このマシンだとできるけれど、あのマシンだと難しい」
「このマシンはこの人にとってわかりやすいけれど、別の人には合わない」
こういうことが、本当にたくさん起こります。
◆マシンにはメリットもデメリットもある
だからこそ“選べること”が大切**
例えば…
- リフォーマーは動きが理解しやすく、サポートと負荷の調整がしやすい
- チェアは小さな面でバランスを取る必要があり、弱い部分がはっきり出る
- キャデラックはサスペンション(スプリング)が身体を助けてくれるけれど、ごまかしがきかない
- バレルは背骨の動きを学びやすいが、人によっては負荷が強く感じる
どれが「良い・悪い」ではなく、
その人の状態や姿勢、目的によって“合う・合わない”があるだけなのです。
だからこそ、
複数のマシンが揃っていることには大きな意味があります。

◆その人にとって“わかりやすい道具”を選べることが
怪我なく安全に、効果を感じてもらうために必要**
同じ「背骨を伸ばす」動きでも、
ある人にとってはリフォーマーが最適で、
別の人にとってはチェアの方が理解しやすいことがあります。
また、姿勢のタイプやクセ、筋力のアンバランスによっても
適したマシンは変わります。
ピラティスの本質は、“自分の身体を知り、正しく動けるように導くこと”。
そのために、最適なマシンを選び、最適なキューを届けることが、インストラクターの仕事だと思っています。

◆ひとつのマシンだけでは、本来のピラティスの魅力をすべて伝えられない
ピラティスの創始者ジョセフ・ピラティスは、
「なぜこんなにたくさんの装置を作ったのだろう?」
と思うほど、数多くのマシンを考案しました。
その理由は明確で、
“人の身体は一人ひとり全く違うから”
“同じ動きをいろいろな角度から学ぶ必要があるから”
ジョーは、あるピラティス器具を使っていたときに、もっとここをこうすればもっとわかりやすくなるのに・・・こうしたらいいんではないか・・という感じで次々にピラティス器具を考え出したと言われています。
スタジオピラティスリムーブも、
その考えを大切にしたいという思いから、多くのマシンを揃えています。

◆10年以上変わらず“本質を伝えるスタジオ”でありたい
ここ10年でピラティスは一気に広まり、
マーケティングが得意なスタジオが注目されがちです。
でも、私が大切にしてきたのは、
**派手さよりも「本質」**です。
- より安全に
- よりわかりやすく
- より心地よく
- そして深く身体を学べる環境
そのために、コツコツとマシンを増やし続けてきました。
スタジオの機材は「投資」でもありますが、
それ以上に、
**“お客様の身体を変えるための必要な道具”**だと思っています。

◆最後に:あなたに“合う”動きを一緒に見つけていきたい
ピラティスの基礎を学び、
その後に、あなたにとって負担が少なく、
理解しやすく、
自由に動けるマシンは必ずあります。
「うまくできないのは、あなたのせいではなく、“マシンの相性”かもしれません。」
だからこそ、
ピラティスは一人ひとりに寄り添える素晴らしいメソッドだと私は思っています。
スタジオピラティスリムーブのマシンたちは、
その“可能性”を広げるためにあります。
ぜひ、一度いろいろなマシンを試しに来てくださいね。













