【ピラティスのゴールを手に入れるヒント】

【ピラティスのゴールを手に入れるヒント】
〜ロマーナ・クリザノウスカの言葉に学ぶ〜
ピラティスを長く続けていると、
「もっと深く動けるようになりたい」
「上達のコツは何だろう?」
そんな気持ちになることがあると思います。
実は、その答えのヒントはとてもシンプルです。
ジョセフ・ピラティスの直弟子であり、クラシカル・ピラティスを現代に受け継いだロマーナ・クリザノウスカは、こう言いました。
「動きの“目的”を意識しなさい。目的が分かれば、教え方も自然とわかるようになる」

◆ 目的を意識すると、身体が変わる
この言葉は、指導者にとっても、学ぶ側にとっても本質的なアドバイスです。
例えばリフォーマーで動いているとき、ただ動きを“真似る”のではなく、**なぜこの動きをしているのか?**という“意図”を持つことで、身体の反応が全く変わってきます。
ピラティスのすべての動きは、頭から尾骨まで伸ばすことから始めましょう。
背骨の中に軸を通すような意識を持つと、身体の中心に力が集まり、動きがより明確になります。
そこに「目的意識」が加わることで、見た目ではなく“内側からの変化”が生まれるのです。
◆ ロマーナのもうひとつの名言
ロマーナは、こんなユーモラスなアドバイスも残しています。
「口はキスをするためのもので、鼻は呼吸するためのものよ」
これは、呼吸の重要性を伝えるシンプルで深い言葉。
鼻呼吸によって身体の軸が安定し、集中力が高まり、動きの質が変わります。
あなたのピラティスに“エレガンス”をもたらしてくれるはずです。
なので、最終目標しては、鼻から吸って鼻から吐くのが良いとはされています。(ロマーナの教え)が、鼻から吐く時、ある程度の力が必要になり、初心者やその力がまだ備わってない場合は、口から吐くというのも良いです。まずは、体の安定性を保てる方法で、呼吸に取り組むのが良いでしょう。
ピラティスに“ゴール”があるとすれば、それは何かを達成することではなく、意識が変わることかもしれません。
そしてその意識は、姿勢や呼吸、日々の過ごし方にまで波及していきます。
「目的を持って動く」ことから、あなたのピラティスの旅をもう一歩、深めてみませんか?