ジョセフ・ピラティスが考えた「コントロロジー」とは?

ジョセフ・ピラティスが考えた「コントロロジー」とは?

ピラティスの創始者であるジョセフ・ピラティスは、自身のメソッドを「コントロロジー(Contrology)」と名付けました。これは単なるエクササイズではなく、身体と心をコントロールし、調和の取れた動きを生み出すための体系です。
実は、「コントロロジー」という言葉はピラティス氏が作った造語です。「コントロール(Control)」+「ロロジー(-logy:学問)」 という意味を持ち、彼はピラティスを単なる運動ではなく、「学問」として捉えていたのです。

「学問」としてのピラティスとは?
「学問」とは、一方的な知識の押し付けではなく、異なる意見や視点を持ち寄り、討論することで深まるものです。「私はこう思うが、あなたはどう思うか」と意見を交わし、たとえ考えが異なっても対話を通じて理解を深めることが重要です。
また、学問の本質は「対話」と「探究」にあります。異なる視点を尊重しながら議論を重ねることで思考の幅が広がり、新たな発見が生まれます。ピラティスの指導法や身体の使い方にもさまざまな解釈があるように、どちらが正しいかを決めるのではなく、「どのように考えられるか」を探求することこそが、学問的な姿勢といえるでしょう。
コントロロジーの目的と効果
ジョセフ・ピラティスがコントロロジーを通じて目指したのは、身体を完全にコントロールできる状態を作り出すこと。そのためには、意識を高め、正しい姿勢や呼吸、動きの原則を理解することが重要です。
🔹 正しい姿勢の獲得 – 身体のバランスが整い、美しく健康的な姿勢を維持
🔹 効率的な動きの習得 – 無駄な力を使わず、スムーズな動きが可能に
🔹 心身の調和 – 深い呼吸とともに集中力が高まり、心も落ち着く
ジョセフ・ピラティスはこう語っています。
🗣「10回で気分が良くなり、20回で見た目が変わり、30回で新しい体に生まれ変わる。」
ピラティスは単なる運動ではなく、学びと探究の連続です。対話を重ねながら、新しい発見とともに深めていきましょう!✨