クラシカルピラティスの真髄とは? モダンピラティスとの違い

「ピラティスって聞いたことあるけど、実はよく分からない…」そんな方も多いのではないでしょうか?
実は、ピラティスには 「クラシカルピラティス」 と 「モダンピラティス」 の2つのスタイルがあります。それぞれの特徴や違いについて、今回は詳しくご紹介します。

クラシカルピラティスとは?
クラシカルピラティスは、創始者ジョセフ・ピラティス氏が考案した オリジナルのメソッド です。彼の哲学と理論に基づき、伝統的なエクササイズの流れを忠実に守りながら行います。
クラシカルピラティスの特徴
✔ ホールボディ(体全体)を使い、しなやかで強い筋肉を目指す
✔ 体の正しいラインを作り、ピラティス氏の考え方を理解したうえでコントロールする
✔ ジョセフ・ピラティス氏の オリジナルのエクササイズ順 を守る
✔ マットやリフォーマーなど クラシカルな器具を使用
✔ 世界中どのスタジオでも同じ動きをしている
クラシカルピラティスでは、ジョセフ・ピラティス氏が体系化したエクササイズの順番が大切にされています。すべての動きが流れるようにつながり、体全体を鍛えながらも、しなやかで強い筋肉を作ることが目的です。

モダンピラティスとは?
モダンピラティスは、時代とともにアプローチが進化し、リハビリやフィットネスの観点 が加わったものです。医療の知見や解剖学の最新研究を取り入れ、現代人の体の状態に合わせてカスタマイズされたエクササイズが特徴です。
モダンピラティスの特徴
✔ 医学的な知見を取り入れ、 個々の体の状態に合わせて調整
✔ クラシカルの動きをアレンジし、 リハビリ向けや初心者向けのエクササイズが多い
✔ フィットネス要素が強く、 グループレッスンにも適している
✔ 世界中のスタジオで多様なエクササイズが用いられている
モダンピラティスは、クライアントごとの体の状態に応じて柔軟に調整されるため、スタジオによって教え方やエクササイズの内容が異なる場合が多いです。
クラシカルピラティスの伝承とロマーナのスタイル
クラシカルピラティスは、ジョセフ・ピラティス氏と最も長く過ごし、その教えを忠実に伝えた弟子 ロマーナ・クリザノウスカ のスタイルが基盤となっています。
他の流派もオリジナルのエクササイズやメソッドを守るところはありますが、世界的には「クラシカルピラティス」というとロマーナのスタイル(ロマーナピラティス)を指すことが多い というのが一般的な認識です。

伝統を守ること、新しいものを取り入れること
伝統的なものは、同じ手法・やり方を長く伝えていく ものです。 それには 良さもあれば、時代にそぐわない部分もある かもしれません。
日本でも、「伝統を守るべきか」「新しいものを取り入れるべきか」については、さまざまな場面で議論されています。
しかし、これは どちらが良い・悪いという話ではなく、両方の良さを知ることが大切 だと思います。
古いものがあるからこそ、新しいものが生まれる。 そして、新しいものを突き詰めていくと、やはりクラシカルに辿り着く。
それが、私が今クラシカルピラティスにたどり着いた理由 でもあります。
クラシカルとモダン、それぞれの価値を知ったうえで、 「自分に合ったピラティス」を選ぶのが一番ですね😊✨

まとめ
クラシカルピラティスとモダンピラティス、それぞれに違った魅力があります。
クラシカルピラティス は、ジョセフ・ピラティス氏の哲学を忠実に受け継ぎ、体を本来の正しい動きに導くメソッド。
モダンピラティス は、現代の科学的知見を取り入れ、より柔軟にアプローチできるメソッド。
「どちらが良いか」ではなく、どちらが自分に合っているか を知ることも大切です。