ピラティスの旅
「旅」という言葉には、不思議な魅力がありますね。新しい場所を訪れることで、ただの本や人づての情報では得られない、未知の感覚や経験を自分の中に取り込むことができます。それは、自分の世界が少しずつ広がっていくような感覚で、何とも言えない楽しさを感じさせてくれます。
知らないことは、ただ「わからない」だけ。ですが、実際にその場に足を踏み入れ、触れてみることで初めてその「わからない」が「知る」へと変わっていきます。だからこそ、多くを学んだ人ほど、自分が知らないことの多さに気づいているのかもしれません。そしてその気づきこそが、さらに新しい世界を探求するエネルギーとなるのです。
ピラティスもまた、一種の旅のようなものです。一人ひとりの体は、まるで未知の国のよう。自分の体であっても、その中にはまだ見ぬ可能性や知られざる感覚が隠れています。それを探し当て、丁寧に向き合うプロセスがピラティスの本質なのかもしれません。
「どこまでやればピラティスが完璧になるのか」という答えは、誰にもわかりません。ただ言えるのは、一人ひとりの体が持つ独自の感覚や特性を尊重し、それを大切にしていくことが、ピラティスを深める上でとても重要だということです。
自分が知っている範囲の中だけで考えるのではなく、外へ目を向け、学び、経験を積むことで、新たな発見が生まれます。それは、旅をする楽しさと同じように、ピラティスの探求においても私たちに喜びを与えてくれるものです。
2025年は、まだ始まったばかり。
新しい一年のスタートに、自分の体という「未知の国」を旅する気持ちで、ピラティスに取り組んでみませんか?そこには、きっと新しい発見と成長が待っています。