腰の痛み
見る人から見ると私の腰の痛みは、恥ずかしいことでもあるという人もいるかもしれません・・・が、
正直にここに書かせていただきたいと思います。良い経験だったので、私の自分の戒めになっています。
ここで言いたいことは、この経験を次に活かしたい!と思ったからであり、決して誰が悪いということで責めたり、自分の体作りが間違っていて、悪いからダメだったということだけではないと、先に言っておきたいと思っています。
最近、この人だと思うピラティスティーチャーに出会いました。
早速その先生のレッスンを受けに行ったのです。クラシカルに精通する方であり、その考えやその方のピラティスに対する熱意を学びたいと思って伺いました。
2回目のレッスン、全体的に私の体の修正が主であり、私の歪んでいるからだをよく修正してくださっていました。(私の体は、側湾症まではいかない角度でありますが、動きを始めるとかなり歪んでいく傾向にある体です。特に脊柱は、左側に大きくカーブしていくので、骨盤は左回旋動きの中で右に挙上が起きやすく、胸郭は右回旋、右側がタイトになりがちで、骨盤も安定しません。また、肩周りも比較的筋肉で安定していますが、実際のところは、小さい時に右肩がよく脱臼していたらしく(母が引っ張ってしまった時に脱臼してから、頻繁に脱臼するということが起きていたそうです)なので、骨をよく見てくださる方が見ると肩が痛いのではないかと心配されることがよくあります。(現在は脱臼したことはありませんが、一度、ピラティスレッスン時に動かなくなったことがありました))
そのレッスンの修正の中で、動かない時間がなく、実際のエクササイズは、3から5回などという感じで、説明(私にはありがたい説明でした)と修正で2、3分かかったと思います。そして動くという感じでした。
じっとしている時間はもちろん、修正をかけているので、私にとって、辛いポジションです。もちろん、それが正しいポジションなので、取るべきかと思います。が、その辛い状態であると
筋肉の過度な緊張が生まれ、それがさらに緊張して、そこから動いたことで、
それが、今回の腰の痛みにつながったのかなと思います。(自分の中で分析しています)
特に今回は、腸腰筋にそれが見られたようで、体の奥にズシンとした痛みを感じています。
(筋肉的には、そうですが、もしかして他の病気という可能性もあるかもしれません。そういう意味では、検査が必要かもしれません。うちの父も腰痛からガンが見つかりました)
体は人それぞれ・・・・私たち指導者は、自分の体しか知りません。
が、多く皆様の体を見させていただくことで、経験させていただいた知識は持っています。それを持ちながら、「当てはめない指導」を心がけようと今回のことで思いました。
正しい・・・を追求することが「大事」です。
でも、正しいニュートラルは人によって違う場合もあると思うのです。
もともと私たちは、アシンメトリーな体を持っていません。解剖学用の骨の模型を作っている会社の方が言っていましたが、死んだ方の骨を3Dプリンターにかけて、またそれを組み立てても、形に上手くならないそうです。それくらい、私たちの体はある意味、複雑であるのです。
科学があって私たちが生まれたのでなく、
私たち人がいて、自然があり、科学が生まれたわけで、解明できないこともある・・・
理に叶わないこともある・・・
正しいではなく、今、ここに在るものが大事なのではないかと思うことが多いです。
私は、医者ではなく、体を治すことはできません。が、、クライアントが快適に動き、各関節を無理なく動かしていただくことが私の役割だと思っています。
運動を指導し、その方々の体を快適に保っていただくサポートをしています。なので、お客様から見て、偉い人でもなく、私も完璧ではありません。
ただ、長く何回も何回もピラティスをし、またそれを指導してきて、そこに私なりの考えと、失敗などを繰り返した結果など何度も何度も取り組んだからこそのピラティスへの考えをお伝えし、そのことによって、安全にピラティスをしていただくことを今、頑張っています。
私が教えていただいて素晴らしいと思っているピラティスは、まず、安全であること。そして、お客様が心地よく動いてくださること。各関節をそのできる範囲で動かし、呼吸をしていただくこと。
そして意識を自分の体の奥や目の見えない全部に向けていくこと。それがピラティスだと思います。
お客様を尊重し、ただ、そうなっているものなのでそうして、ピラティスの動きはこう決まっているから、というような伝え方でなく、どうしてそうなるのか、またこう決まっているけど、私はこう思うといった私の見解までお話しできるようにしています。