筋肉って繋がっている
筋膜ってお聞きになったことありますか?
筋膜とは、筋肉を包む膜というイメージだと思いますが、それだけではなく、いろんな体の組織をも包んで体を全体的に支えています。
ファシアという名前でも呼ばれており、この意味は、「包むもの」「包帯」だそうです。
筋膜は、3Dで奥行きのある、三次元の組織です。
それが全身を覆っているのです。
筋膜は、体全体に張り巡らされていて、筋膜以外の組織を全てなくしても、くっきりと人型になる程です。このことから、第二の骨格とも言われています。
この筋膜のどこかしらが何らかの理由で、硬くなったりするとバランスが崩れます。
これらは、姿勢をつくるためのつながり、また動くための繋がりがあります。
特に体を動かすときには、全体的に体をピンと貼ることで、張力をうみ、筋肉が働きやすくなります。手や足は、つながりを通して体感と一体化することで、関節を守りながら力強い動きを作ります。そして、また体が過度に動きすぎないようにブレーキをかける役割も持っています。
また、センサーの役割も持っていて、
体に対する圧力や筋肉の伸び縮みに対する感覚、体がどこの位置になるがあるかという情報を脳に伝えます。
なので、これらが硬くなるとセンサーの働きが失われ、
日常生活やスポーツの時にうまく体を使えず、コントロールするのが難しくなります。
また、この筋膜のセンサーは、異なった刺激に反応します。
筋膜をずらすような持続圧に反応するもの(まさしくBOですね。BOは、それを潰しながらうご買う感覚はまさしくこれに当たります)そっと触れるような優しい刺激に反応するセンサーもあり、そのセンサーは、自律神経の働きを変化させて、結果的に体の緊張を解きます。
センサーに応じた刺激が、筋膜へのケアになり、
強いストレッチや過度な圧は逆効果になることもあります。
私たちは、ついつい強い刺激のストレッチを好んだり、グイグイ押してしまたりしますが、注意したいですね。
しかし、この筋膜は、まだまだ研究の余地があり、専門家でもいろんな意見はあります。まだ決定的なものもないとも言われています。
ピラティスをするときのヒントになればいいなと思っています。