日本でも珍しいピラティスマシン『ギロチンタワー』を使えるようにまで

ピラティスには、たくさんのマシンがあります。

キャデラック、リフォーマー、チェア(当スタジオでは、このチェアもハイチェア、ブンダチェア、コンビチェア、アームチェアと4種類)、バレル(ミニバレル、スパインコレクター、ラダーバレル)、ペドオプル、ウォールユニット、トーコレクター、フィットコレクター、ネックストレッチャー、マジックサークルと大型のものから小型のものまで、たくさんの道具があり、当スタジオには、それら全てを揃えています。

ピラティスには専用のマシンが多種あり、それを使うことが特徴です。

当スタジオにあるマシンの中で最も珍しいものが

「ギロチン」または、「ギロチンタワー」と呼ばれるものです。

このマシンは、日本では当スタジオにしかない、日本初のマシンです。このマシンを簡易化したものが、アメリカのピラティスマシンメーカーNo.1のバランスボディ社が作っていて、それを見かけたことがありますが、創始者ピラティス氏の意思を受け継いだ形のクラシカルタイプが日本ではここにしかありません。(本場アメリカでも持っているインストラクターは少なく、使いこなせる指導者は、稀です)

ギロチンタワーは、垂直に取り付けられるスプリングを利用して、体を動かしていきます。

最もシンプルであるからこそ、パワーとそのしなやかさがチャレンジになってきます。

したから押し上げることはもちろん、また、上からも引いたり、そのタワーを使ってスプリングを操作したり、また、上にぶら下がったりもします。

ピラティスマシンは、一見するとどう使うのかわからないものがほとんどです。なので、それらの使い方を学び、そして使いこなしていくことが必要になります。

持っていて飾っているだけではダメで、その使い方を熟知したマスターからそれを学び、そして、そこから自分で何度も何度も練習し、使いこなしていく。その作業が必要になります。

ピラティス氏の意向を想像し、どうしてそのエクササイズが作られたのか・・・それを自分で分析し、噛み砕き、クライアントに提供していくのか。学ぶだけでなく、それを分析して、実際に動き、熟練された動きと自分の体のように使うこなせるまでになることが重要です。

ピラティスは、エクササイズを学んで終わりではなく、それを実際に自分自身でやり続け、そこに自分なりの使いこなす感覚が大事だと私は、考えております。なんでもそうですが、どんなに良い道具を揃えてもそれを使う技術が必要だということです。

ピラティスマシンは、パッと見ただけでは、どうやって使うのか分かりにくいもの。だからこそ、何を目的にどうやって使うのかにかかってくるのです。

ピラティスは、ただのエクササイズではなく、エクササイズの奥に隠された本質を見抜き、それを自分でも考え、そしてクライアントに何を目的に提供していくのか。そこまで、考えるには、

マシンを自分の体の一部のように扱い、マシンとの信頼を高めていくことなのです。

このギロチンタワーは、さらに強いバネと自分のパワーを折り合いをつけることが最も難しく、形ができていても、なかなかその本質を感じられませんでした。が、今はメンターからの言葉とピラティス氏から伝わっている、細かなディテールを体に入れることで、ギロチンを自分の体の中で感じることができます。

ギロチンタワーを練習するたび、ピラティス氏の体への情熱と、その厳しさを身をもって感じられた時、ついにピラティスの真髄を感じた気がしました。

ギロチンタワーに最初に出会ったのは、2016年。アメリカに行った時でした。

その時、アメリカに行ったのは、ピラティスをこれからどう学んでいけばいいのかということに迷っていた時でした。ピラティスの資格はフルで取ったけど、何か、もっと深いものがある気がして、もっと学びそれを見つけたい!がどうしたらいいのかわからない時だったのです。

初めてギロチンを見た時、不思議な様相で、名前もおどろおどろしく、なんか、怖いなと思ったのを覚えています。その時、教えてもらった「セミサークル」(上の写真にも出ているものです。)私は、もともと腰痛を持っていて、脊柱も硬く、背中全体で反るということは怖くてできませんでした。この時もとても怖かったのですが、その怖さの中でも、安心感と楽しさがあったのです。

その時に、ふんわりではありましたが、このマシンがきっと私にピラティスを教えてくれると核心しました。

が、ギロチンは、天井に取り付けることが必要で、それにどう習ったらいいのか・・と考えるだけに終わっていましたが、小さなスタジオから移転するときにそのタイミングで念願のギロチンタワーを購入し、取り付けました。

実は、この購入も配送も取り付けも困難を極めました。購入は、初めてのマシンメーカーへの注文で、英語も話せないので、不安がいっぱい。なとか、配送まで漕ぎ着けましたが、台風が来て、補完されているANAの倉庫が水没。数日ヤキモキし、水が引いたタイミングで苦労して探した業者に探し出してもらい、なんとか、到着。

が、取り付けは、天井に備え付けてしまうことが大事でもあり、どんなものかわからないからと断れたのですが、内装業者に無理やりお願いして、一緒に相談しながら取り付けました。

最初、アメリカで習ってきたエクササイズが数週あったので、それを自分なりに練習していました。が、コロナになり、アメリカにいけなくなってから、さらに学ぶことができないと感じました。ですが、オンラインでのトレーニングができると知ってから、メンターでもあるジリアンにお願いし、ギロチンを教えてくれるバンクーバーのリサ・マシューというピラティスティーチャーを紹介してもらいました。

2020年より、メンターシップとして、ギロチンのコースをうけ、その後もパーソナルレッスンを受けており、ギロチンを学び続けています。

最初、ジリアンにお願いしたのですが、数十年前やったことがあるが、長い間ギロチンは使っていないからと断られました。

そうなんです。ギロチンは、ピラティス最高峰と言ってもいいからこそか備えているスタジオも少なく、

ピラティス氏の教え子の中でも熟知している方が少なくそれを教えられる人も少ないのが現実です。もちろん、これを教えるコースなども開かれておりません。

が、私が、出会った時の感動をみなさんに伝え、このギロチンをもっとたくさんの方に知っていただけたらと思います。

ギロチンは、最初うまくできないエクササイズがたくさんありました。が、トレーニングし続けた結果、私がパワーをつけ、そして柔軟性を上げるに従い、理解できるエクササイズが増えてきました。私が感じるのに、マシンはたくさんあり、どれも特徴があるものです。このギロチンはさらにピラティスの本質である、ホールボディを身をもって感じられ、強さをしなやかさを合わせて持つことの重要性を感じられるエクササイズが多いです。また、厳しさの中に楽しさもあり、ピラティスの本質を見つけられるマシンだと確信しています。

マシンを理解することがピラティスを理解することであり、

ピラティスに向き合う時にこそ必要なマシンだと感じています。

ピラティスの本質を伝えていく時に、マシンは、必要であり、このギロチンを日本でもたくさんのピラティスラバーにご紹介できたらと思います。

私が学び、考えた抜いて熟練したこのピラティスをたくさんの方に伝えていくことが私のミッションだとも感じています。

ギロチンタワー・・・・ピラティスの本質を見つけるもの 一緒に見つけてください。

まずは体験!

本格派マシンを使ったピラティスをしてみませんか?

ピラティス体験レッスン

スタジオピラティスリムーブは、完全予約制!
あなたのための あなただけのスタジオです。

運動が苦手な方でもマシンを使うことで、からだの補助的役割をしてくれ、「ものさし」となり正しい可動域の中で無理なくトレーニングすることが出来ます。

オンラインレッスンも体験できます

オンラインレッスン体験

お申込はこちらから

Instagram