ピラティス〜クラシカルとモダン
ピラティスは、大まかに「クラシカル」と「モダン」に分かれていると思います。
ピラティスについていろんな認識があり、それぞれの考え方があると思いますが、私は今まで、いろんなピラティスを見てきて触れてきて、この考え方がいいと思います。
まず、クラシカルは、ジョセフピラティス氏(創始者)が教えていたそのままのエクササイズを呼びます。ジョーは100年前の方なので、その弟子、またそれを教えを受けた弟子3代目がいます。遠くないので、しっかり記憶には残っていることもあります。ただ、ジョーは写真を残したり、本を残してはいますが、時代的に動画は多く残っていませんし、指導者の養成を特にしたわけではないので、体系化していなかったのでそのままの再現性については、疑問に残ることもあるでしょう。そして、現在、ジョーの弟子で最も長くジョーのそばにいて、近年まで生きていてた弟子のエクササイズ「ロマーナピラティス」や「ロンフレッチャーピラティス」がクラシカルと言われていることが多いです。
そして、あと、ジョーが米国に商標登録申請した際のマシンの設計図やまたオリジナルのピラティスマシンも残っています。なので、そのマシンを使ったエクササイズを「クラシカル」と呼んでも過言ではないかなと思います。
また、「モダン」については、それ以外のものがそうなるのですが、オリジナルのマシンは、初心者には扱いが悪く、ピラティスの理解が深くないと使い勝手が悪いので、それを改良した形のエクササイズがそれに当たると思っています。
なので、クラシカルがいいとか、モダンがいいとかいうものよりも、どちらにもメリットデメリットがあり、それをする人の理解度や目的などで適したピラティスは、変わってくるものだと思っています。
クラシカルなければダメ、それが本質であり、そこが大事・・・ということではなく、
大事なのは、クライアントの目的であり、その状況であると思います。
初心者の方にいきなり、クラシカルのマシンやエクササイズをしてしまうと、??が多くなることもあるでしょう(もちろん、ダメと言ってるわけではなく、強度が高かったりすると呼吸ができなくなったり、安定性が保てなかったりすることもあるのではないかということです)
ピラティスは、概念であり、
その体を動かすための方法論でもあります。
ということは、その人の捉え方も大事なことでもあり、100人いえば、それぞれのピラティスがあってもおかしくないということです。
体を動かすのは、自分・・・・その方に合わせた方法や、指導者がそれらをしっかり理解し、選択肢から選んでいくのも大切ではないでしょうか。
不安に思うときは、理解ができていない時。
理解するというのは、論理的に連続した考え方でその事柄を追いかけていくこと。小さなことを積み重ねていき、それらを連動ささせていくこと。
そして、それらを経験すること。
実際に経験すれば、不安も消えます。
一番わからない・・・・って思うのは、経験せず、主観的に感情で理解してしまうこと。
もちろん、感情的ということは大事なことです。好きでなければ、取り組めませんから。
が、できない!って思ったら、「なぜ?そうおもうの?」と考えてみてください
「できない」って気持ちも大切です。それを自分にできないからだめ!でなく、何がそれを引き起こしているのか。
私は、両方を学んでいますが、たまにこんがらがることもあります。でも、そのこんがらがっていることを気付ける自分でよかった・・・と思うことにしています。
大好きなピラティスだからこそ、なるべく、分解して客観的な視点を見つけるようにし、皆様に少しでも結果が出るピラティスを楽しんでいただきたいと思います。