ピラティスマシン紹介〜リフォーマー
最も今、ポピュラーなリフォーマーをご紹介します!
最近は、リフォーマーを何十台も並べたグループのピラティススタジオは増えてきていますね。と同じピラティススタジオですが、実は、内容が違います。リフォーマーのマシンの説明を加えながら、そこのあたりをお話ししていこうと思います!
「リフォーマーの特徴」
リフォーマーは創始者のピラティス氏が開発したピラティス専用のマシン。もともと「ユニバーサルリフォーマー」という名前がついています。(ちょっと名前も面白いですね)
負荷は、「スプリング」で、ジムに置いてあるようなフィットネスマシンとは、ちょっと形式の違うものとなっています。またピラティス専用になっています。
ベッドが可動するのですが、その可動は下のスプリングを広げて縮めることよって稼働します。そのスプリングは、直接足で押したり、またはそれにつながっているロープを引いたりして動かしていきます。ベッドが可動するので、不安定さがあり、その不安定をうまくコントロールしていくことで、自分の体のコントロールを理解し、それを学ぶことができるとされています。
少しの可動なので、怖く感じる人もいます。また寝た状態なので、三半規管が弱い人や体調が優れない人など気分が悪くなってしまう方も稀にいるので、リフォーマーに乗れば、全てが解決し、体のいいとは言い切れないところもあると思います。くれぐれもトレーニングを積んだインストラクターの元でエクササイズをしていただきたいと思います。
またメーカーによって、スプリングの強さ(重さ)が変わったり、スプリングを調整するギアやストッパーの位置関係を変えることができたりもするので、これらを扱うインストラクターの技量も必要です。もちろん、乗るだけで自分の体で理解できるところもたくさんあります。が、これらを熟知し、精通して使いこなせるインストラクターに指導してもらうことも大事なことです。
「スタジオには、クラシカルタイプとモダンタイプのリフォーマーがあります」
当スタジオには、モダン現代の考え方や、また初心者でも安心してピラティスができるように開発されたモダンタイプのリフォーマーとピラティス氏の設計図を忠実に再現したクラシカルタイプのリフォーマーがあります。どちらもメリットデメリットがあります。モダンなものは、初心者でも安心して乗っていただけます。どなたでも使いこなしやすいような工夫が幾つかされているからです。またスプリングも引っ張りやすく戻りやすい素材のものを作ってくれています。が、クラシカルは、スプリングに戻る力が少ないので、乗った人が自分の力でも戻る必要があり、コアの力を理解していないと難しいものになります。またスプリングの数が違うので、いろんな人に対処ができるものとできないもの。など、いろんな違うがあります。が、違うからこその利点がそれぞれにあるので、それらとクライアント(お客様)のやりたいエクササイズをインストラクターがうまくチョイスして皆様と無理なく楽しくエクササイズができるように、プログラムしていきます。
なので、リフォーマーばっかりを使う!ということでなく、50分の(基本は50分です)レッスンの中で、いろんなマシンを使っていくというのが、ピラティスレッスン(セッション)の定番になっています。もちろん、当スタジオでも、1セッションでいろんなマシンを使っていくので、飽きずに楽しくエクササイズができます。
「リフォーマーは基本の動きが大事」
リフォーマーは、普段私たちが毎日使っているベッドを改良して作られました。ピラティス氏は、ピラティスは生活の中に溶け込んでいるものだと考えていたのではないかと思います。
ピラティスの最終目的「体をコントロールする」そして、立つ・歩くということを大事にしていきます。普段の生活の中で大事なことを大切にエクササイズをしていきます。そういう意味では、「足」に着目するエクササイズをじっくり取り組めるマシンです。
ピラティスエクササイズのレッスンで、ある養成指導の中で運動指導者の受講生が「先生、ピラティスは足ばかりやるんですね。基本のトレーニングの考え方ではバランスよく動くのが、鉄則!上肢の動きも入れるべきではないですか?」とお叱り(笑)を受けたことがあります。が、ピラティスの考え方では、体を動かすのは、「足」が基本となるため、足の動きの理解と最低限の基礎筋力と体力が足にないと、上肢が動かせないと考えます。体は繋がって動くので、その基礎(土台部分)が足にあると考えるからです。なので、足にその基礎がないまま動くと、手の力が小手先になってしまい、深いところからの運動連鎖を感じられず、パワーが湧いてこないということになるからです。なので、そういう意味では、リフォーマーの基礎では、足の動きに深く着目することができるエクササイズが多く、そのエクササイズにしっかり取り組むことが体の効果を出せることにつながります。もちろん、その前に、呼吸・集中や意識する感覚なども養いつつこれらに取り組むことが必要です。
シンプルな動きほど、その人の癖が出てしまうもの。この機会にその癖を向き合い、シンプルな動きを楽しく継続して動いていただきたいと思います。足の動きができたならば、また上肢の動きにも取り組みます。リフォーマーだけででも、本当にたくさんのエクササイズがあります。
それらを全てすると何日もかかるくらいです。なので、まずは、基本から、そして徐々にいろんな動きに鳥くんいく感覚をお持ちくださいね。
リフォーマーは、普段片方づつ使う私たちの足や手を両方一緒にバランスよく動かすことができます。また、ベットの上でエクササイズすることで基準が体にできます。また下のスプリングが可動域が広がりすぎたりしないように守ってくれています。(常に守ってくれている感じ)いろんな感覚を養い、リフォーマーを楽しんでもらえたらと思います。
また、モダンとクラシカルを並べて比べることもできるのが、当スタジオの特徴にもなります。なかなかそんな機会はないので、ぜひ、体験してもらえたらと思います。
ピラティスは、本質は重要です。またその感じ方は、その人それぞれ。が、体を安定させると案外明確に体に現れるもの。
自分を信じて、さらに可能性をチャレンジしていける、そんなマシンになります。